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2015年03月11日16:14

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3・11に「みちのくの仏像」(東京国立博物館)に会いにいく。

4年前の今日3月11日、私は「巣鴨スポーツセンター」で運動中でした。被害はないものの、即、全館営業中止に。電車も止まり帰宅困難な人は、施設の判断と好意で、急遽、一晩宿泊できることになりました。幸いレストランもあるので無料での炊き出しもあり、数部屋ある宴会用和室などで適時、休養。私は幸いでしたダッシュ(走り出す様)。東北では、多くの人命と資産が失われました。

奇しくもそんな3月11日、「みちのくの仏」様に、会って参りました。東京国立博物館の展示室という場ですが、多くの慈悲溢れる魅力的な仏像に会い、その姿に接し、また希望も湧いてくるような気持ちになりました。素晴らしい日本の芸術です指でOK!日本人に生まれた幸せを実感できる展覧会。ぜひご覧ください。

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1689

東北三大薬師が、圧巻です。威厳に満ちた、福島・勝常寺の国宝薬師如来坐像は圧倒的な存在感で素晴らしい!皆を包み込むような穏やかな、宮城・双林寺の薬師如来坐像は東日本大震災で被害を受け修理されたと。木の感触が優しい。また、貞観11年(869年)につくられた岩手・黒石寺の薬師如来坐像は、なんと貞観大地震も経験しておられ、厳しい顔つきが印象的。

美しさでは、会場入ってすぐの岩手・天台寺「聖観音菩薩立像」(ノミの目が見事にいき、端正で清々しい)と岩手・成島毘沙門堂「伝吉祥天立像」(手を差し伸べ、ふくよかな姿と優しい表情に癒されます)か、と。

秋田・小沼神社「聖観音菩薩立像」は素朴な味わいで頭上の愛らしい「雪ん子」のような像が印象的です。宮城・給分浜観音堂「十一面観音菩薩立像」は290cmもあり立派。高台のお堂におられるそうで、人々を見守ってくれている威厳と慈悲と気品に満ちた姿。東日本大震災では難を免れた地元の人がお堂に避難し、感謝で手を合わせたそうです。

東日本大震災では、多くの人命が失われ、今も復興への道が続いています。民衆に愛されている東北の仏様、これからも人々を慰め、お導きください。鎮魂と再生を祈り、黙祷です。

(写真左)アメリカまで流され戻ってきた小舟・・東京国立博物館入口展示
(写真中)被災し再生されたオルガン・・東京国立博物館内展示
(写真右)勝常寺 薬師如来坐像。





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