認知症の家族を介護した経験が無いと、なかなか理解してもらえないが
毎日の生活で、ただ「死」を待っているだけなんだよね。
■認知症の妻殺害容疑で逮捕=71歳夫「介護疲れた」―北海道警
(時事通信社 - 02月08日 20:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3264859
私の場合、父の末期がんに認知症が加わり、自宅での介護が不可能
だったので、介護施設に入ることが出来たが、入所後すぐに終末ケアに
切り替えることになった。癌と診断されて4年目のことだ。
入院する直前まで、歩くことが出来たので、私の場合はそれほど
負担にはならなかったが、もう治る見込みはないし、動けなくなるにつれて
認知症も進み方が早くなっていくようだ。
介護自体は、お互いに一番負担の少ない方法を選べばよいので、
それほど負担ではないけれど、寝たきりだと、かなりキツイ。
「いつまでこの生活が続くんだろう」と思ったとき、答えは簡単だ。
放置して見殺しにする分けにもいかないが、どこかで、ずーと
死を待っている生活が毎日続いていくのだ。
そして、そこに未来の自分の姿が見えてくる。
自分も、こう思われて死んでいくのか・・・と。
今までは、普通、未来に希望を持って生活しているけど、
「今日一日、生きていて良かった。」に意識を変えて、
未来を意識しないようにしないと無理をしてしまうんだろうね。
でも、自分自身の生活と切り替えながら、二重の意識を持つのは難しい。
いや、介護の場合、無理かもしれないな・・・
どうしたら良かったのか、私には分からないが、現状だと
自分から相談先を探して動かなければならない。
介護に追われている高齢者には、行政サービスを利用することが
思いつかない人が多いんじゃないかな・・・
無罪という分けにはいかないだろうが、服役して更生させる
意味はほとんど無い。もう終わりにしたかったんだろうから・・・
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