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2014年12月10日20:07

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「超能力研究部の3人」 「メビウス」 「フューリー」 「西遊記〜はじまりのはじまり〜」

7日は“98式イングラム デッキアップイベント”に再び出かけ←バカですね!(笑)

8日は「超能力研究部の3人」
    「メビウス」、

9日は「フューリー」(2回目)
    「西遊記〜はじまりのはじまり〜」を観に行きました。



“98式イングラム デッキアップイベント”、

「鉄人」も「ガンダム」も展示(?)イベントに行ったことがない思惟太は、
おっきなロボットが洞海湾越しの工場群を背景に立ち上がる姿に
本気でワクワクしてしまいました。
2日続けて行くなんて 立派なオタクですね!(笑)
思惟太は「パトレイバー」はマンガもTVシリーズも見ていなくて
2000年代に入って押井作品である劇場版で知った
“遅れて来たおばさん”なんですけどね。



「超能力研究部の3人」、

「乃木坂46」の
秋元真夏,生田絵梨花,橋本奈々未(すみません。一人も知りませんでした!)
の3人が主演するアイドル映画―なのですが、
この企画には色々映画以前の事情があるようです。
まぁ 思惟太にはそんなことはどうでもよくて
監督が山下敦弘である―ことが重要なんだけど、
「超能力研究部の3人」なるマンガ原作の映画を撮っている
そのリハーサルやロケ現場での経緯を撮っている…
概ねそういう構造の映画です。
概ね―というのは、嘘か誠か判然としないのですが
3人へのインタビューシーンなんかも挿入されているからで、
嘘か誠か判然としない―というのは、
インタビューシーンも含めて“この映画は全部ウソ”なのかもしれず、
なんとも曖昧で ひっかけられている…ような気がずっと抜けないからです。
まずもって そういう構造で
“アイドル映画”の限界を越えちゃいましょう…という仕様が面白くて、
アイドル映画としては画期的であり、
ドキュメンタリーも含めた過去のアイドル映画とは一線を画す
映画になっているのです。
しかも大変面白い!
山下敦弘的トホホ感が漂うアイドル映画…って
それだけで観る価値ありでしょう?(笑)
さすがに3人が直にトホホになるわけには行かないんだろうし、
それだけの演技力はもちろんまだないから、
“アイドル映画”というジャンルに助けてもらっている…というか
ジャンルの変形具合こそが見どころなんでしょう。
面白いですよ♪



「メビウス」、

キム・ギドクの新作。
性をめぐる崩壊家族のお話…なのだが、
“語りたいこと”の質量の大きさが周りを歪めてしまう
いつものキム・ギドクの文法が全開で、
退場者が続出したという「魚と寝る女」の“痛み”描写を思い出させる
痛い映画なのだ。
「魚と寝る女」は女性器が痛かったわけだが、
本作はエレン・ペイジ主演の「ハードキャンディ」と同じ
男性器切除の痛みである。
母により去勢される息子―なんて、それだけで
神話か心理学を引いて読み解くべきテーマなのかもしれないが、
去勢された息子に寄り添って
彼の“性と快楽”を懸命に護ろうとする父親が噛んで来ると、
疼痛と快楽―
生と死―
男と女―といった相反する2項の鬩ぎ合いを、
ヒトは生きているのだ…
それは時に滑稽で 浅ましく 悲しく 痛ましく 情けない…
そう言っているだけのような気もする。
とまれ こんな痛い映画はキム・ギドクにしか撮れない。
寓話にしたって 歪み過ぎていて
ヒトであることの哀しみと疼みに胸が顫える…という
キム・ギドクを読む愉楽からは遠いような気もするけれど、
確かにこの不快もまた彼のものなのだ。



「フューリー」(2回目)、

うん、やはり面白い。
悲惨極まる“兵隊という環境”が淡々と提示されていて
数ある戦車映画の中でも ここまで爽快感のない物語はないのでは?
キャラ造形も巧みで
“兵隊のドラマ”も非常によく出来ている。
軍事・戦車マニア納得の戦闘描写も含めて
言われるように 戦争映画として映画史に残るだろう。
ただ、あれだけ優秀な統率者だったブラピが
最後の戦闘を選ぶ道理が
2度観てもするっと呑み込めない…気はする。
ブラピとシャイア・ラブーフの関係については
ハリウッドお得意の仄めかしとは思うけれど、
バイブル(ラブーフ)の信仰を鑑みても
少なくともバイブルはウォーダディ(ブラピ)を愛している…と
2度目を観て思ったよ(笑)。



「西遊記〜はじまりのはじまり〜」、

チャウ・シンチー(周星馳)の新作。
西遊記の前日譚…ということですが、
若い玄奘三蔵が妖怪ハンターだし
同業の凄腕美人妖怪ハンターは登場するし…で、
こんな西遊記作っちゃった♪ 観て観て観てー!な
チャウ・シンチー色全開の愉快な娯楽作。
(チャウ・シンチー自身が孫悟空を演じた映画もあるのね!)
三蔵と悟空と八戒と沙悟浄が出逢うお話は…
面白いです! 笑えます! 時々寒いです!(笑)
でもそれも含めてチャウ・シンチーの映画です。
びっくりしたのは美人妖怪ハンターを演じるスー・チーの大活躍。
幾つなの?? と思ったら、もうすぐ40歳じゃん!
すごいなー。頑張ってるなー。
全然無理なく とってもステキで
彼女の魅力でこの映画成立してると思う。
CGで何でもできるようになった…から面白い映画になってるわけじゃないところが
チャウ・シンチーの力量だと思うぞ!
画的面白さじゃないところで
笑ったり泣いたり感動したり笑ったり笑ったり…できるんだもの。
子どもと一緒に家族で楽しめる
優れたファミリームービーなんじゃないかしら。
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