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2014年12月05日23:25

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2〜3日に観た映画です。

2日は「インターステラー」、

3日は「スガラムルディの魔女」
    「刺さった男」を観に行きました。



「インターステラー」、

クリストファー・ノーランの新作。
初 IMAXで観ました。¥2000の価値はあったと思う。
“必ず、帰って来る。”なんてコピーがついている
人類の移住可能な惑星探査に出る飛行士の話―なんて、
感動するしかないんだろうな…と思って観に行きましたが…
感動しました(笑)。
ワームホールを抜けるとか…
ブラックホールに突っ込んで行くとか…
5次元世界とか…
正直物理学的に何がどうなってるんだかさっぱりなんですが、
そういう想像の向こう側の体験を画にしよう!という意欲を褒めたくて、
いいSF映画になってると思います。
マット・デイモンがマッド・サイエンティストになっていた!(笑)




「スガラムルディの魔女」、

アレックス・デ・ラ・イグレシア最新作なのかな?
この人は大分前から話題の監督みたいなんですが、
思惟太は『気狂いピエロの決闘』で初めて知った人で
しかもそれを観逃がしていて(ラテンビート映画祭ね)
これが初体験なのでした。
妻に逃げられたダメ男が
結婚指輪を貴金属買取店に売りに来た似たような境遇の男たちと
その貴金属買取店を襲って指輪を強奪、
フランスへ逃亡しようとするが 山中で
魔女の住む村スガラムルディに迷い込んで…というお話。
何でもアリのもうムチャクチャな映画なんだけど
面白いじゃないか!
ムチャクチャ度がアルモドバルなんかと似てる…というか
スペインの血なのかな?? 笑も悲惨も愛も倦怠も濃いですよ…。
そんな変なお話なんだけどね、
この人とっても映画が上手い!
ビックリするくらい映画が洗練されてると思う。
なるほど、話題の監督なわけです!



「刺さった男」、

同じくイグレシア監督作品。一つ前の作品なのかな?
経済不況にあえぐスペインの拝金主義を痛烈に批判した
とんでもなくよくできた とんでもなく面白い映画!
腕利き広告マンだったロベルトも失業して2年、
今日も面接は不発で落ち込んだ彼はローマ遺跡の発掘現場に迷い込み落下、
鉄骨が頭に刺さった状態で身動きが取れなくなる。
彼を何とか救おうと大騒ぎになるのだが
マスコミや遺跡発掘者や医師や市長や当のロベルトらは
この狂騒に乗じて大金を手に入れようと色めき立つが…というお話。
実にじつに情けない恥ずべき人間の属性が暴き出される群像劇で、
まぁ その脚本・構成・展開の見事さに感嘆します!
もうこれ1本で
イグレシアのファンになってしまう♪
いや、なってしまいました。
イグレシア監督を認識させたこと―
作品の完成度の高さ―この2点で
今年の収穫の1本だな。
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