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2014年07月04日23:15

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2014−6月 南相馬−その4−角川原の仮設住宅支援

今回伺った仮設住宅は「角川原」というところ。全部で76戸です。のうち16世帯=18名の方が来られました。
21.1%…まあまなほう。

震災前まではわりと大家族でそれなりに大きな家で暮らされていた方が、家族がばらばらになり、狭い仮設住宅での暮らしとなり…生活習慣が一変してしまってる人が多いです。

まずはそういった生活環境の変化からくるストレス。
また、以前は農業をされていた方々が多かったわけですが、津波による塩害で農地は壊滅状態。また、放射線の影響から南相馬エリアでは食物の栽培ができなくなっています。例え自家消費分でも検査をしないと食べてはいけないということになっています。
なわけで、仕事をしない…体を動かさないことからのストレス+運動不足…。
体には良くない要因がどんどんとあります。

ここを何とかフォローしていこう…というのが絆診療所巡回チームの趣旨です。

まずは遠藤先生の『健康講座』
健康には「食・動・楽」の3つが大切ということ。
動は運動およびカラダを動かすこと、楽は「楽しむ」ことです。
<strong>生活が楽しくないってのが一番カラダに良くない</strong>これは私も本当にそう思います。
不自由な仮設住宅暮らしでも、なんとか楽しみを見出していこう…ということ。
この部分が本来私たちスタッフの役目なんですが、まだまだ難しい。

仮設住宅のキッチンはとても狭くて、コンロも(各々の仮設住宅にもよるみたいですが)1口しかないみたいで、
なかなか食事を作るのが億劫になり、出来合いのお惣菜や弁当を買ってきて済ますという人が多いようです。
そういったことによるカロリー摂取量の増加、塩分摂取量の増加もカラダに悪影響を及ぼす要因になっています。

高血圧と高血糖が目に見えて増えているとか。

絆診療所のもう一方をしっかり支えていらっしゃるのが管理栄養士の鶴島さん。
1口コンロでも、1人ぐらしでもめんどくさくなく簡単に作れ、かつ低カロリー低塩分、栄養価も考えたレシピで実際にその場で調理をして見せて、皆さんに振る舞います。

今日は「鮭缶と小松菜のマヨネーズ炒め」
小松菜はざく切りするだけ。不器用な私でもOK. 鮭缶は缶詰開けて水を切るだけ。
フライパンに油の代わりにマヨネーズを大さじ1杯ぐらい取り、小松菜投入、鮭投入。以上。
味が物足りなかったら、軽く醤油を回し入れるてな感じ。何だかすごく簡単なんだけど、これ、ゴハンにも合うし、酒のツマミにもなかなか。

あとは簡単な運動&体操。ロコモ対策も兼ねています。
今回はご都合が合わず、来られなかったのだけど、作業療法士の岡本さんが担当してくださるときは最高に面白い。
いやーこの人ほど楽しくシモネタをさらっと話していく人を見たことないんですが。
彼曰く「田舎のオバちゃんにはシモネタが最高の癒やし」
で、これは私と同意見なんだけど「シモネタをいやらしくなくサラッと話せるのが『男の力量』」ほんとにカッコいい男はシモネタをサラッと話すんだよ。いやらしくなく。
そのために日々鍛錬。うん。尊敬できます。

角川原の仮設住宅
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「生活を少しでも『楽しく』するために、プランターとかお花とか…。
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