2014.7.5 於:みなとみらいホール
(前半)
チャイコフスキー
ロメオとジュリエット
グリーク
ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
(後半)
プロコフィエフ
バレエ音楽<ロメオとジュリエット>作品64より(西本抜粋ver)
(アンコール)
プロコフィエフ
ロメオとジュリエットより 第18曲 ガヴォット
指揮 西本智実
ピアノ 田部京子
コンマス 物集女純子
久しぶりにチケットカウンターに「完売」の札。これはロメジュリの人気か西本さんの人気なのか、客層も華やかな感じで一杯です。(追っ掛け的な感じの人までおりましたがこれまたマナーがいい人達なんです)
西本さんの演奏は2回目、前回は丁度1年前、同じ定期演奏会でマーラーを。なんだかしっくり来なかった記憶で今回も余り期待してなかったのが正直なところでしたが、プロコフィエフの西本さんは全くの別人でした。
この方、本当にバレエ音楽が好きなんだなあ、という感じで、精緻な演奏でありながら強い思い入れが伝わり、最後なんかみなさん一瞬拍手を忘れるという状況・・(何とそのときご本人はズボン?のボタンが飛んで大変な状況であった事をコンサート後のパーティーで明かしてくれましたが)
なんとプロコの抜粋は西本さんのオリジナル選定で曲毎の解説書付き!バレ
エはありませんでしたが、各情景が目に浮かぶようでした。
田部さんのピアノはテクニックはもちろんですが、いい感じに熟成されていて心に染みる演奏でした。
この日、コンサート前のプレトーク(小宮正安さん)は、このシェークスピアの戯曲は単なる教皇派と皇帝派の対立による儚い愛の悲劇ではなく、最後には神の前での調和(和解)が描かれている、というお話で、とても興味深いものでした。
この日は体調優れず、どうしようかなあ、と悩んだのですがなかなかよい演奏で結果行って良かったのでした。(大抵そうですが)
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