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2014年01月21日15:00

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グラナダ遊びまくりヴァージョン。

グラナダ版のシャーロック・ホームズの冒険。先週が『第2の血痕』でした。見どころは、冒頭の、首相が来るので、ハドスン夫人も、ワトスン君も大慌てで部屋を片付けているのに、そんな中、1人優雅に茶ぁしばいてるホームズ先生でしょうか。片付けようという意志もない(^_^;)。そして、そのお茶は、ワトスン君によって取り上げられる。(そりゃそうだ)

この冒頭の部分、英語で見ると、ハドスン夫人は、何も喋らずもくもくと掃除しているコトが分かる。吹替え版だと「ホームズ先生は、お部屋を散らかすから。」という台詞が入るのだが、おそらくこれがないと、何も台詞が出なくて、放送事故っぽく見えちゃうからなんだろう。(NHK吹替え版は、他の場面でも、コレやるけどね)

ほか見どころは、事件が上手く解決して、すんげえ喜ぶホームズ先生。可愛い。原語(英語)ヴァージョンでも、露口“山さん”茂ヴァージョンでも、どちらでも可愛い。吹替えだと、露口氏の声で「大成功!」という台詞が聴ける。そして、ジャ〜ンプ!でも、あれ、階段でジャンプするんだよね、ジェレミーホームズ。危ねえよなぁ〜・・・。あれ、あのまま足踏み外して落下しないのか余計な心配をしてしまう。
普段が冷静沈着で鉄面皮みてえな奴なんで、こういうシーンがあると可愛く思えるんでしょうかね?

で、次回が私のお気に入り作品『マスグレーブの家の儀式書』です。別名「グラナダTV、遊び放題の回」(私が勝手に命名)。
原作は、ホームズが学生時代に解決した事件の為、当然、ワトスン君は捜査の場面では出て来ない。回想というテイで、ホームズがワトスン君に話している状態で話が進むのだが、ドラマだと、それは出来ない為、ワトスン君と一緒に事件を解決している。
設定も、マスグレーブさんは、ホームズの大学時代の御学友で、その御学友から連絡が来た・・というコトになっている。その家に呼ばれて、ホームズとワトスン君が行く形になっているのだが。

まず、行きの馬車の場面が可愛い。ホームズとワトスン君が一緒に馬車乗ってて、大きなブリキの箱があって、ホームズが「これ、昔の事件の資料だよ。」と言って、ワトスン君が「見せて。」って言うと、「嫌!」って言って、その箱に足を乗っけちゃう。何だこの萌え演出(笑)。なんで、こんな可愛い演出かけたんだろう、グラナダ版。そしてNHK版だとバッサリカットされちゃうんだな、コレが。完全版でようやく見られる。

そして、よっぽどマスグレーブ家に行きたくなかったんだか知らんが、ホームズ先生、他人の家に来て、コカインやって、ぶっ飛んでるって言う・・・。コイツどういう了見なんだろう?人の家に来て、ヤクやってラリッてるって。
コレ、NHK放送版だと、ヤクやってる部分がバッサリカットされているので、次の場面で突然ハイになったホームズがガ〜〜〜〜〜って喋ってる場面が映るので、ちょっと驚く。
完全版を見て初めて「あぁ、コイツ、ヤクで飛んでたんだ!」ってのが分かる。
私、このシーンが痛くお気に入りです。当然、原作には出て来ないシーンなのだが。
昔の事件の資料が見たくて、ホームズの部屋にこっそり行ったワトスン君が、コカインの注射を見ちゃって、何とも言えない表情をして、その場をそっと立ち去るシーン。
何か、胸にくるものがあるんだよ。ワトスン君は、ホームズのヤク中を治したかったはずなので、忸怩たる思いがあったのだろうなぁ〜と。あと、単純に何か萌え(結果、そこ?)。

因みに。19世紀末の当時。コカインは合法で、普通〜に食品売り場で売ってたんだってさ。今だったら信じられないよな。今売ったら、警察に捕まる。で、ホームズが使ってたコカインは7%溶液なのだが。コレ、濃いんだか薄いんだか良く分からなかったのだが、どうやら、そんなに濃い濃度ではないそうです。

あとの見どころは、NHKのHPのホームズ語りの腐女子お嬢さんと、ホームズ好きお姉さん(なのかな?)曰く「ホームズの1人タイタニック」 この呼び名に私、爆笑。そうか。あの場面は1人タイタニックだったのか(笑)。2人だったらどうなるんだろう?と想像したところ、何か、ワトスン君が、ディカプリオ側だった場合を想像してしまい(ようは、ホームズを後ろから、ワトスン君が抱きしめる形)、大爆笑。すげえ合わない(笑)。デカイ男を抱きしめて何が楽しいのであろうか、三大陸の女を見てきた男よ。
あれ、でも、何であんなに無駄に恰好つけた演出にしたんだろうね。てか、自分で船を漕ぐ・・という考えは、ホームズ先生の中にはなかったんだな。漕いでいるのはマスグレーブさんだもんな。館の主人に船を漕がす元御学友。マスグレーブさんも「何で俺、コイツ呼んじゃったんだろう?」と思わなかっただろうか?屋敷でヤクやるは、ハイになるは、船漕がすは。

あとのツッコミは、「木は成長するよね、ドイル先生!」だよね(笑)。

原作を読んだ当初から思っているのだが。ホームズは、マスグレーブさんのコトを「高飛車で嫌な奴」とかクッソミソに言うのだが、「オマエにだけは言われたくねえよ!」と読む度思う。そして、グラナダ版でも、やはりマスグレーブさんのコトをクッソミソに言うホームズ先生。過去に何かあったんじゃねえか?と思えてならない。

あと、『いたずらっぽい目で私のほうを見ながら、ホームズはいった。』の1文は必要なんだろうか?と原作読む度思う。そんなマスグレーブ家の儀式書。

画像。私、楡(だったかな?)の木のこのシーンがとても絵的に好きなのです。ターナーの絵みたい・・・と思ってしまう。もしくは、ヴィクトリア絵画の風景画か。わざとそう言う演出をかけたのだろうな・・と思うけれど。その画面構成の美しさも見どころの1つ。
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