『ベルセルク 黄金時代篇�掘々瀘廖戮鮓�ました。コレ、映画館で見たかったなぁ〜と思いました。触の描写が、まぁ見事でした。あれ、映画館で見たら迫力あったろうなぁ。
まさに、動く、ヒエロニムス・ボスの絵。狂気の夜祭、地獄絵図。凄かった。化物たちが、動くのは楽しいねぇ。そして、その中に、たまにギーガーっぽいのもある（笑）。（ギーガーは、エイリアンのデザインした人ね）
しかし。これを見る度、ガッツとグリフィスは何をやってんだろうなぁ〜・・・と思う。この、物語の教訓は「大事なコトは、必ず言葉に出して言いましょう。」だと思うよ。
グリフィスが「鷹の団の奴らは、仲間だけど、友達じゃない。友達は、何者にもすがらない。自分と対等であるもの。」とか言うから、たまたまそれ聞いちゃったガッツが「えぇ〜、俺、友達じゃなかったのかよ！」とショックを受け、それなら対等になろうと思って、鷹の団を離れたら、今度は、グリフィスがショックを受けて、自暴自棄になって姫様に夜這い掛けて、その結果コレって・・・。キャスカの身になってみろ！と言いたい。結果、キャスカ諸々あって、気が狂っちゃったじゃねえか！と。ガッツと恋人っぽくなって、ちょこっとだけ幸せそうだったけどさ・・・。あんまりだろう、自分勝手男ども！と思う。それはおそらく、私が女性だからかも知れない。女性ですからね。最後は女性の味方です。
でも。あれ、キャスカは気が狂って良かったのかも知れないよね。覚えてたら辛くて、辛くて仕方ないよな・・・。
ガッツもグリフィスも、男は黙ってサッポロビールは良いけれど、大事なコトはちゃんと言えよと。グリフィスも「でも、ガッツはちょっと別」って言っときゃいいじゃん。ガッツも出て行く時、ちゃんと「オマエと対等でいたいので出て行きます。」って言えば良いじゃんよぉ。バカなの？２人ともバカなの？ただ、グリフィスの場合は、あの場面まで、自分にとって、ガッツが特別だったと気づかなかった可能性が大。じゃあ、まぁ、仕方ねえか・・・なぁ。
私。たまたま、この降臨の特集号のＴＶ Ｂｒｏｓ．を持っています。見てから、三浦建太郎氏（原作者）と、監督の窪岡氏の対談を読み返すと面白い。
因みに、これが読みたくて買ったんじゃなくて、ベネディクト・カンバーバッチのインタビュー記事が読みたくて買ったんだが（笑）。ブロスのインタビュー記事だから、可笑しかったので購入。
三浦氏としては、コレ『バイオレンス・ジャック』だったんですね(^_^;)。イメージ、バイオレンス・ジャック。あと、デビルマンだって。後者は何となく分かる。
キャスカが気の毒でなりませんのですよ。「私は、グリフィスの女にも剣にもなれなかった。」って言う台詞が、もう切ない。ガッツに「オマエじゃないとダメなんだ！」って言うね。「オマエだけが、グリフィスにとって特別だったんだよ。」って言うね。これ、切ないよね。キャスカは、グリフィス好きだったわけだし。憧れだったろうし。もう、何だろう。この娘さんの強さとか、気立ての良さとか、もう大好き。でも、ちゃんと女の子なの。この辺りも好きです。ムチャクチャ剣の腕強いのにね。
そういえば、前回、�気鉢兇鬘廝錬廝錬廚琶�送した時、Ｒ指定になってなかったのだが、今回はちゃんとＲ指定になってました。何か『冊子の方でＲ指定って書いてなくてごめん』みたいな説明が入った。そうだよね。ヘルシングがＲ指定だったら、こっちも余裕でＲ指定だよなぁ。血の描写もそうだケド、あれだけちゃんとＳＥＸ描写を入れるんだもんね。変だと思ったんだ。前回は忘れただけだろうなきっと。
個人的に好きなところ。ガッツが人の山（怪物の山？顔がいっぱいついてる山）をナイフを使って登る時、ナイフに刺された顔がちゃんと「ギャー！」って断末魔っぽい叫びの顔をする（声も入ってたかな？）。それを見て、マンドラゴラの捕り方を説明した本を思い出した。マンドラゴラって知ってます？根っこが人間の形をしてる草なんですケド。色んな魔法の薬が出来る原料なんだケド。引きぬく時に、断末魔の叫び声を上げるんですね。で、その叫び声を聴くと死んじゃう。だから、犬をつけて、犬に引き抜かせるんだケド。（犬は死んじゃう）
で、私が昔見た（おそらく、澁澤龍彦の本で）そのマンドラゴラの最後の断末魔の叫びの顔みたいなんだよ、そのナイフで刺された山（岩？）の顔が。何か懐かしい気分にもなる。
あと、ＴＶ Ｂｒｏｓの、天津と、バッファロー吾郎の竹若さんのトークでも言っていたが、『フェムト』って名前は、最初から大天使たちが決めてたんでしょうか？「次の天使はフェムトに決定！」みたいな。あれ、何の疑問もなく、「フェムト」って呼ばれてたよね？
私はジュドーが好きなので、ジュドーが死んじゃうところが悲しかった。最後「俺はもっと要領よく生きられると思ってたのにな・・・」って言う。キャスカを助けようとして死んじゃうのが、もうなぁ。
監禁からグリフィスを助けたあと。キャスカがグリフィスに押し倒されて、それで、キャスカがやめてって言って、グリフィス持ち上げちゃうところも悲しいんだよなぁ。いくら兵士と言えども、女の腕力で、やすやすグリフィスが持ち上がっちゃう。軽いグリフィス。あれは泣くよなぁ、キャスカ・・・。
で、グリフィスは死のうとするも、もう、自分で自殺するコトも出来ない。両手両足の腱を切られちゃってるから立てないし、舌を噛み切って死のうにも、拷問の際、もう舌は切られちゃってるから、噛み切る舌すらない。枯れ枝で喉を突こうとするも、その力すらなくて、枝は擦過していってしまう。あれ、悲しい・・・。あの描写が凄く好きでした。血が喉にずるずる〜っていくだけなのね。喉は刺せない。
触の夜祭の時、落ちかけるガッツを救おうとするグリフィスも好き。あそこまでは、ちゃんとグリフィスも、助けようとする意志はあったんだよな。グリフィスの腕がちぎれそうになって、ガッツが動揺して、手を放しちゃう。で、「オマエの夢の為に、死んでいった今までの仲間はどうなるんだ。」で、コイツ覚醒なんだよな。今までの仲間のメンツをたてる為、今の仲間の命を捧げたとも言えるかも知れん。ま、結果自己中ではあるが、グリフィスの気持ちも分からないではない。
あの沼で、グリフィスが最後、ガッツに言おうとした言葉は何だったんだろうね？「俺に触るな。今、オマエに触られたら、俺は２度とオマエを・・・・」 ２度とオマエを何だったんだろう？これ、どっちでも取れるんだよな。許せないかも知れないし。どうとでも取れるけど、何だったんだろうなぁ。
もう、喋れないから伝えるすべはないんだけれど。
これ、ＴＶアニメシリーズでは、ここで終わるんです。ガッツの鷹の団の回想で終わっちゃうんだケド、映画って続くんでしょうか？何か続きそうなんだケド。あの妖精（名前忘れちゃった(^_^;)）も出て来たし、骸骨の王様も出て来たし。これ、続けるんだとしたら、すげえ大河ドラマになるよね？釣りバカ日誌なみに長いシリーズになりますよ？と。しかも、原作まだ終わってないよね？
どうするんだろう？映画オリジナルなオチをつけるのかも知れないが・・・。
ちょっと面白いと思うコト。舞台はヨーロッパの中世っぽいのだが、ガッツリ中世じゃないのが面白い。お姫様の衣装は、おそらく14世紀に流行した服。（あの網網の帽子は、14世紀の絵画にやたら描かれている。当時の流行だったらしい） ジュドーが弾いてる楽器は、おそらくリュート。リュートなら、16世紀のものかな。それに似たものは、以前からあったとは思うけど。原作だと、お城の窓に窓ガラスがあったりして、これも中世じゃないって表れだケド（当然中世に、窓ガラスのような１枚の板ガラスを作る技術はまだない）、映画版の方では、お城は中世のお城に近くなっていた。窓にもガラスはない。中世の城の中って暗かったろうねぇ・・。あと、寒そう・・・。綺麗な建物だとは思うけど、住みたくはねえよな(^_^;)。
私のような西洋絵画が好きな人は、そんなところも見ると楽しいと思う。
平沢進氏の主題歌が良いですね。でも、最後がちょっとソフト・バレエ（笑）。ハウスっぽくなる部分があるの。
そして、最後に。やっぱり、キャスカのおっぱいが柔らかそうでした。（最終的な感想そこかよ！）
ログインしてコメントを確認・投稿する