日曜日は午前中に教会の礼拝に行く。
そうすると、だいたいお昼すぎるくらいまで時間を使うことになるので、午後からどうしよう、と考えることになる。
あんまり遠出するにもやや時間が足りない。
どこかでお昼を、と考えても遠めのところだと、行く間に昼時間が終わってしまう恐れもある。
この日は愛餐会があってお昼の心配はしなくて良かったが、どこに行こうかと考えながら寄宿舎に戻った。
天気はたいへん良いのでどこかにドライブにでも繰り出したいところ。
どうしよう。
山田八景の残りの5ヶ所を見に行くか?
でもだったらあのたきびカレーのお店にも寄りたいよなぁ。
だとするとちょっと時間が遅い。
そうだ。岩手山を見に行こう。
前に青森に行った時、悪天候であまり見られなかった岩手山の写真でも撮ってこようじゃないか。
登山するわけでなければ、東北道を北上すれば良い。
盛岡を過ぎてしばらく行けば、岩手山SAがあるから、そのあたりで撮れるはず。
時間はすでに2時を回っているが、だいぶ日が沈むのも遅くなったし、明るい時間のうちに十分到着できるだろう。
そんな考えで、ふらふらっとドライブに出かけました。
はずだったのですが。
途中、遠野あたりを走行中に、ふと「藤沢の滝」という案内板が目に入る。
そういえば、ここって通るたびになんとなく気になってたんだった。
ふむ、曲がって1.4キロ先か。
それなら軽く見てこれそうだ。
せっかくだからちょいと寄って行こう。
そう思って道を入って行きます。
するとナビ上の画面の端に、かつて通ったことのある履歴点々が見えました。
あれ、これは以前、人首丸の墓所を見に行く時につけた履歴。
どうやらその時に通った大森山を反対側から登り始めたの……か?
1.4キロほど進むだけでも十分な山中な雰囲気。
簡単な公園があり、案内板がありました。
それによると、藤沢の滝はここから遊歩道を歩いて奥へ奥へと進みつつ、いくつもの滝があるということらしい。
遊歩道って、と見ると……完全な山道でしたw
てことは、1.4キロで滝に到着じゃなくて、ここから山の中にずんずん分け入っていくってことなのね。
よし、行ってやろうじゃんw
そんなわけで、川に沿って遊歩道を進みながら、滝の風景をたくさん撮ってきました。
とっても癒されます。熊とか出なければねw
地図見ると、表示されてた滝は
キッチが瀧
銚子の口瀧
明神の瀧
扇の瀧
尾ヶ瀬瀧
藤沢應瀧
で、藤沢應瀧がメインの瀧で、男瀧と女瀧があるようです。
最初の案内板 藤沢峡谷。
いきなり滝の案内にはない名前が来ました。
具体的にどこが峡谷なのかよくわかりませんでしたが、周辺の写真は撮っておきました。
いきなり滝発見ですがここには名前がない。
「キッチが瀧」なのかな?
(帰りに案内板見つけましたw)
「銚子ノ口瀧」発見。
続いて「明神ノ瀧」
そして「扇が瀧」
って、どこにあるのかな?
遠くに見えてるあの滝がそうなのか?
←違いました。遠くに見えてる滝は本命の藤沢の滝でしたw
「奥川瀬瀧」
あれ?
そんな名前の滝、案内にあったか?
写真を見比べると、どうやらここが本命の「藤沢應瀧」らしい。
男滝と女滝もわかりました。
男滝
女滝
ってことは、「扇の瀧」と「尾ヶ瀬瀧」を見逃してる?
特に「扇の瀧」は案内板もあったのに見逃してる?
どういうことか?
「藤沢應瀧」のやや下に見える少々段差のあるせせらぎ。
ここが「尾ヶ瀬瀧」でいいのかな。いいのかもしれない。
帰りながら、ここかなここかなーと思われる滝の写真を撮っておきました。
そしたら最後に「キッチが瀧」の案内板まで発見。
案内板、あったんじゃんw
そんなわけで、なかなかおもしろいひとときをすごしました。
って、滝を見終わったらもう4時だよ!
地点としては、まだ岩手山を見られる地点の半分も来ていない。
だが行く。俺は行く。明るいうちに到着できると信じて。
途中5時頃に紫波SAで休憩。
ここには、「こびる焼」なる食べ物がありました。
大判焼きに、あんこのかわりにウィンナー使用?!
普通の大判焼き屋さんが扱っています。
試してみました。
ちょっと想像もつかないようなえもいわれぬ味がしたw
まずいわけではないけれど、しょっぱいウィンナーと大判焼きの生地の組み合わせってのは、なんというか頭が違和感を覚えている模様w
そして午後5時45分頃。
岩手山SAに到着です。
まだたっぷり明るいよ!
しかし、岩手山SAからでは岩手山が見えない!www
なんでだ! 近くの林が邪魔して、岩手山の姿を隠しているのだ!
SAの裏から外に出ることができたので外に出て、少し見通しがきくポイントに行けました。
そこから岩手山の勇姿をパチリ。
これで満足。本日の旅の目的は達成です。
さて、そう思ってみればもう晩御飯を食べてもいい時間。
SAに何かいいものあるかな、と。
覗いてみると、なんと、盛岡じゃじゃ麺があるじゃありませんか。
これも一度体験してみたいと思っていたもの!
では、この勢いで盛岡じゃじゃ麺、いってみよ!!
そこにはちゃんと、じゃじゃ麺の食べ方のレクチャーまで載っていました。
なんという至れり尽くせり。
ふむ。
まずは味噌にくぼみを作る。
くぼみに生姜、にんにく、ラー油、酢を入れ味噌とよく混ぜる。
味噌と麺をよく混ぜる。ホントによく混ぜる。
※酢は直接麺にかけるよりも味噌にかけた方がマイルドな味になるような気がします。
レクチャーなのに、「気がします」で締める食べ方説明書萌え!
そしていただきます。
肉味噌、と言っても独特な風味の味噌で、そこににんにくや生姜なども混ざっているので、思っていたよりも刺激の強い味覚です。
そして麺もうどんのごとき太さ。
これは想像以上においしい。
これが何故じゃじゃ麺と言うのかはわかりませんが、この美味しさはじゃじゃじゃじゃ言いたくなるかもしれません(何)
さらに!
このじゃじゃ麺の食べ方には続きがあった!
温泉卵を残し、肉味噌を少し残して店員さんを呼ぼう。
じゃじゃ麺を作ったお皿にチータンスープを作ってくれるゾ。
なんとなるほど。
せっかくなので、頼んでみました。
肉味噌、普通に追加されて入ってました。
少し残した意味なーい!
このスープはスープで、あっさり目の仕立てでおいしくいただきました。
じゃじゃ麺、うまいっ!!
帰りの時間、すっかり遅くなってしまいました。
岩手山を見るまでは明るい時間に到達できましたが、その先は一気に暗くなってしまいます。
と、帰りがけに思い出した。
そういえば、道の駅宮守のところにある、めがね橋を見てみたいって思ってたんだった。
あそこあ夜間ライトアップされてるという話。
時間帯が合えばいい感じに見れるはずだ。
そう思い、東北道を使わず南下。
宮守に着きました。
そしたらしっかりめがね橋がライトアップされていた!
しかもかなりカラフルで綺麗!
暗がりの中、ひときわ異彩を放っています。
寂しげな風景の中、そこだけ不思議空間が広がっておりました。
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