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2012年02月10日14:48

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マルオドールの美少年

丸尾末広展に行きました。2月2日まで(だったと思う)なので、もう、終わってしまったのですが。

久々に、耽美幻想ファンがテンションあげあげ状態になる、スパンアートギャラリーに行きました。当たり前ですが、店番に種村さんがいるのは凄いよね。いや、当たり前なんだケド(^_^;)。だって、種村李弘氏の息子さんですよ?マゾヒズムの語源となった、ドイツの文学者『マゾッホさん』の研究でも有名な、ドイツ文学者の種村氏のご子息。行く度「種村ご子息様だぁ〜」と思ってしまう。そんなご子息様に、ポストカード購入時、お会計をして貰いました(笑)。「有難うございます。」まで言って貰える!!いや、当たり前なのでしょうけれど。何か、耽美馬鹿の私は、それだけで、「何かスゲエ!!」って思ってしまいます。

丸尾氏の作品の展示販売なのですが、いろんな技法の印刷方法があるって分かりました。でも、何がどう違うんだろう??新しい版画技法+印刷技法のモノがあったんだケド、どう違うかは、私には分からない・・・。私、昔、印刷屋の企画営業担当だったと言うのに・・・(-"-)。

今回は、『新世紀SM画報』の新装版が出たので、それを記念しての展示販売だったようです。中身を見たら、掲載作品は、私が持っている2000年に発売されたヴァージョンと変わりはなかったので、購入はしなかったのですが。表紙を変えただけだったみたい。その代り、丸尾末広ポストカードセットを購入しました。10枚セットで、1500円。私、丸尾氏のポストカード沢山持ってるのに、まだ買うか!(^_^;)
しかし、スゲエ昔に出た(20年以上前)、『眠り男』のポストカードも入った(PARCOが出してたやつだと思う)ポストカードセットを未購入なのが、本当にイタイ。何で、あの時買っておかなかったんだ!!いや、丸尾末広はメジャー作家だから、いつでも買えると思っちゃったんだよ・・・。
そしたら、私が思ってるほどには、その頃はメジャーではなかったらしく(オイ)、完売したら、再販がなかったっぽいと言う・・・。
今は、流石にメジャーだろう。手塚治虫賞を取ったし。PARCOさん再販してくれないだろうか??欲しいのですよ、眠り男ツェザーレのポストカード。ドイツ表現主義映画♪

スパンアートギャラリーの方は、前述通り、版画の展示と、原画が少しと、色紙とポスター売ってました。

昨年やった、シティボーイズライブの『動かない蟻』のポスターが、丸尾末広氏が絵を描いたモノだったんですが。このポスターも売っていたのですが、1枚しかなかったらしく、すぐ売り切れてしまったらしい。・・・クスン。欲しかったな・・・。いや、このポスター売ってるって知らなかったので。
私、てっきりこの『動かない蟻』のポスターって、ライブ会場で売ると思っていたのね。丸尾氏の絵だから、欲しがる人は多いだろうし。そしたら、売ってくれねえでやんの!!(-_-)

あんまり作らなかったのかなぁ〜・・・。その前に、大人計画のお芝居に行ったから、フライヤーは貰えたんだケド・・・(フライヤーもポスターと同じ絵)。
丸尾氏の絵に、『シティボーイズ』ってクレジット入って、大竹まこと、斉木しげる、きたろう・・・ってメンバーの名前が入ってるんだよ?コレは貴重だよね。ポスター買えた人いいな。

あとは、SM画報の新装版の表紙のポスターを売ってました。こっちは、沢山作ったようなのですが、予想外に売れちゃったのか、丸尾氏のサインが入ってるのがなくなっちゃったらしく、種村氏が「明日、サイン貰いに行っても良いですか?」って電話していた。ポスター1000円だから、お手頃価格で、皆買って行くんだろうね。
絵の方は、版画印刷(複製)と謂えども、4万円とかするから、ちょっと気軽に手は出ない・・・。
でも、私、2000年発売のSM画報の、表紙絵が、べらぼうに好きで、この複製版画は欲しかったんだぁ〜。4万円くらいするから買えないケドさ。買っても飾るところないし(私の部屋は、アニメイトの店内みたいになってます。漫画やアニメのポスターや、友人が描いた、イラストボードがズラ〜〜〜〜〜と一面に貼ってある。もう、他のモノを貼るスペースはない・・・)。
でも、この絵、あんまり人気ないのか、1枚も売れてはいないようだった。何故?少年探偵団チックで恰好良いのに!!
新装版の複製画は売れてました。こっちも恰好良いケドね。美少年だし。でも、私の好みは初版版の方。
あと、映画『D坂の殺人事件』のも欲しかった。コレも売れてなかったような・・・。私、その絵の、美少女が男装したような美少年がお気に入りなのに・・・。

あと、『少女椿』のみどりちゃんだけ高いってのも、ちょっと可笑しかった。複製画。他のは4万円なのに、みどりちゃんだけ6万円くらいした。それでも売れていた、みどりちゃん。やはり人気ですな。不動の人気のみどりちゃん。

タコシェでやった丸尾展の時も展示してあって、そこでも欲しいと思ったんだが、『男子学生』と言うタイトルの絵が、もう、もう、もう、大好きなのです。目元涼やかな美少年男子学生が、浴衣着て、学帽被ってる絵。色紙なのだケド(こちらは、複製画ではなく、原画)。もう、コレが欲しくてよぉ〜。やはり4万円なのだが。もう1枚の柳に美少年も好きだケド、どうも、この浴衣に学帽は「卑怯者!」って思うらしい。そりゃ、丸尾氏の絵で、浴衣に学帽の美少年は色っぽいに決まってるじゃないか!!

で、色紙絵は、みどりちゃんもあるのですが、やはりみどりちゃんだけ高いのでした(^_^;)。6万円だったかな。もう、“みどりちゃんブランド”なんでしょうね。

みどりちゃんのポストカードセットもあって、みどりちゃんのイラストが描かれた箱に6枚ポストカードが入ってるモノだったんだケド、名前が『箱入り娘』となっており、「コレ、素敵だな!」って思った。私は、もう1種類のセットの方を買ってしまったので(2000年版のSM画報の表紙絵のが入ってたんだもの・・・)、こっちは買えなかったのですが、みどりちゃんポストカードの方が売れてるようでした。やっぱり不動の人気のみどりちゃんなのだなぁ〜。
可愛いしね、『箱入り娘』の箱含めて。

お客さん。ゴスロリの女の子や、ピアスの穴バリバリのパンキッシュな恰好の女の子なども来ていて、ちょっと面白かった。流石に、みどりちゃんコスの女の子などはいなかったが。

で、思ったのは、やっぱり、丸尾末広氏、美少年を描くの上手いよなぁ〜と。
美少女も上手いし、美しいと思うけど、こと、私は、丸尾氏は美少年の絵の方が好きなのです。
山本タカト氏は、私どちらも好きなんだケド(でも、こちらは、ちょっと美少女の方が好きかも・・・)、何故か、丸尾氏は、美少年の絵の方がグっとくる。

おそらく、冷たい氷の血が流れているであろう美少年。
無慈悲に、赤子や、犬や猫を殺すことが出来るであろう美少年。
そして、大男に傅かれるであろう美少年。

そう。いつだって、美の前には人間は無力なのである。
大男が、尊敬と畏怖を持って、そして、性的感情も持って、傅かれるのは常に美少年でなければならない。氷の血が流れる美少年でなければ。

片手を血だらけにして、その手には猫の惨殺死骸。そして、それを持つ美少年は、陶然とし、傍らには、大男が跪く。そんな情景が、私の脳内には、悪夢の如くの美しさで、丸尾末広氏の絵として見えたりします。あぁ・・・なんて耽美な。なんて美しい・・・・。

いつかお金が出来たら、初版版のSM画報の複製画を買おう!と思う私でした。・・・何処に飾るんだ(^_^;)。

あと、丸尾氏ポストカードと一緒に、山本タカト氏の『密殺』のポストカードも買ってきてしまった。この絵も大好き。美少年同士が乳繰り合ってる絵なんだケド(って書くと、何か変だな・・・。ホントにそんな絵だけれど)、傍らに、豚の生首が落ちていて、これがどうにもお気に入り♪
山本氏のポストカードも沢山持ってるのにねぇ〜・・・。まだ買うか!(^_^;)

画像には、『動かない蟻』 のポスターも載せておく。コレが欲しかったの!!
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