早いものであの大震災から1年が経ちました。
当時は地震そのものの恐怖やごく身近な人の罹災、東日本全体を包んだあの不安で沈んだ気持ち、続く節電と自粛ムード・・・ いや未だ全然終わってはいないんですが、少しだけ振り返る気持ちの余裕が出来てきました。
当日、私は会社の6階で地震に遭いました。震度3か4くらいの多少強い揺れがしばらく続いた後に激しい揺れ。もう終わるだろう、もう少しだろう、と思っても、更に強く長く続く・・このままじゃ建物が危ない、天井が落ちる・・こんな恐怖を感じた揺れは初めての経験でした。
ガラスが割れ床に散乱し、壁にもヒビが入り一部が崩れました。かろうじて電源とネットワークが無事だったのでテレビとネットで情報収集をしながら、他の多くの社員とともに余震に揺られながらの不安な一夜。
東北・北関東方面への出張組とずっと連絡が取れず、白板に安否を書き込みながら少しだけあったお菓子を皆で分け合い夜を明かす。。食糧調達に外に出ると動かない鉄道をあきらめ徒歩で帰宅する人の波、波、波。コンビニには飲み物しかありませんでした。
この頃は津波の甚大な被害もそれほど報道されておらず、皆自分や家族、同僚の事で精一杯という感じで、連絡がつかない家族の元へ、6時間かけて歩いて帰った社員もいました。
私はたまたま家にいる家族と連絡がつき、無事を確認できていたので社員の安否確認や業務上の支障への対処をし、明け方になって動いていた営団と終夜運転をしてくれていた東急電鉄を使いなんとか帰宅したのでした。
その後は、日ごとにとてつもない被害の全容がわかり出し・・今に至っています。。。
今日は当時の事、犠牲になった多くの方を思い午後2時46分に家族全員で黙とうをしました。また、電車通学が始まる娘を含め、自分の身を守る新たな備えを確認しました。
http://youtu.be/eFaARfvRQg8
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