周辺の界隈では日曜日のJJF2011感謝祭の話題が盛んで、私にもぜひ書きとめておきたい見聞があるのですが、御紹介したい10月のエピソードもまだまだありますので、歯を食いしばって順番どおりにいきます。
O'jizoのレコ発ライブとなるはずだった公園通りクラシックスでのオオフジツボとのジョイントに出席できてから半年。その時から本当のレコ発にも出席できたらと思っていました。10月になってついにアルバムも発売。ほどなく入手することができました。
封入の「読む O'jizo」では、豊田さんがお書きになっていた津田沼PARCOのCD売場のことが個人的にも感慨深かったです。快速だとお隣の駅だった津田沼、仕事で遅くなった時などここで降りていろいろ買い物をしましたし、毎週金曜日の夜は津田沼でラーメンを食べてました。今は閉店してしまったと聞きますが、PARCOの山野楽器では、トランスパランス御参加のオムニバスアルバムを買えたり、銀座店での上野洋子さんのインストアライブ参加券目当てにライブCD＆DVDを予約したり。そういえばO'jizoの最初のライブ盤CDにも「Trip to Tsudanuma」という曲が収録されていました。
ライブの日程が10月22日土曜日の昼と決まり、夜のハンドリオンと両立できる時点で、ほぼ行く気持ちは固まっていました。
開場は12時、開演は13時。会場となる蒲田教会ではこれまでもゆかりの方々の催しが開かれていますが、私は初めて。JR蒲田駅からも京急蒲田駅からもほど近く、開場から開演まで1時間のクッションもあるとはいえ、探し歩いたり迷ったりした時のリスクを考えると12時より前には蒲田駅に到着しておきたいところ。逆算して9時30分千歳発の便を選択しました。それより遅いとちょっと苦しい。いつもの便限定パックで利用できるぎりぎりのところ。ちょうどよかったです。
雨の中でしたが、幸いさほど迷わずに蒲田教会を発見。門扉は閉ざされており、しきたりがわからないので開場時刻までは待とうと軒下で傘をさしていたところ、7月に札幌に来られた客人のうち、8月にもお会いした若い方の方が通りかかりました。お声をかけてくださったのでついて行ってみると、ドアを開けて入っていっても咎め立てはされませんでした。トシさんが受付に座っていらっしゃいましたし、内藤さんを除くメンバーの皆さんもキッチンスペースで飲食されていました。客人のうち年配の方の方も既にいらしていました。
昼食にちょうどいい時間だったので、私もアイリッシュバーガーをいただきました。客人達はファン歴こそ1年少々のようですが、北海道までいらしたことでも想像できるように既にビッグネームファンの地位にあるようです。勝手にくっついていたら自然とメンバーの皆さんと同じテーブルで食べることになりました。
キッチンスペースに出店していたカフェcamelliaをじょんさんがお手伝いされていました。私は事前に何かで読んでいたのですが、お客の中には驚いていた方もあったようです。もう１人お手伝いの方がいらして、西村玲子さんに似た感じの方だなあと思ってはいたのですが、事後の情報を総合すると、どうも御本人だったようなのです。画像で観た演奏のお姿などでは堂々とした印象がありましたが、想像よりずっと小柄で失礼ながら愛らしい印象の方でした。
じょんさんや西村さんにオーダーを取っていただいたり、給仕していただいたりなどと贅沢な食事をした後は（食べ終わった紙皿などを普通に西村さんにお渡ししてしまいました。）、不案内な私はやはり若い客人の後を追って会場となる礼拝堂に移りました。
あのO'jizoのレコ発ということで、この日は客席も豪華でした。若い客人がまずKojiさんがいますよと教えてくれたものの、初対面の私は目礼を交わし気味になるにとどまりました。
9月に札幌にいらして、いつかどこかでまたお会いできたら…などと美しいことを書いたばかりの中原さんともひと月にしてあっさりお会いしてしまいました。多数お見えの御関係の方々と歓談されていたようでしたので、この日は会釈を交わした程度にとどまりました。
中原さんは休憩時間には下田さんとお話されていたような記憶です。下田さんとは私は言葉を交わしたことは全くないのですが、拝見したのは首都圏在住当時2009年2月のナギィとwaitsのジョイント以来だったでしょうか。いや、2010年2月のアイリッシュナイトの時にもいらしていたとは思うのですが、我々が訪れたのは終演近くでしたし、あの時は人が密集しすぎていてお話できた方以外はどこにどなたがいらしていたものやらだったのでした。
田嶋さんもいらしていて、休憩時間には会場で売られていたmipの新作に長尾さんと田嶋さんのサインをお願いするお客も多く、私も便乗しました。
中藤さんは開演近くにお母様とお見えになり、休憩時間には御関係の方々と歓談しておられるのをお見かけしたのですが、終演後にはすぐお姿が見えなくなり、何となく大女優さんがお忍びで他の女優さんの舞台を観に来た時のような感じを連想しました。
中村さんのお母様、お祖母様、お姉様らの御親族もいらしていて休憩時間に御挨拶しました。7月に帯広や幕別でお会いしてすぐまた10月に蒲田で御挨拶です。聞いたお話では豊田さんの御家族もいらしていたようでした。
さて、開演ですが、トシさんがTOKYO IRISH COMPANYの主宰として、文字通りのMaster of Celemonyを務めておられました。この日を迎えたことに御自身も感慨があるようでした。
前半はニューアルバム収録曲を網羅していき、後半は新しいセットやアレンジの曲が中心の構成。
オオフジツボの最初のアルバムが出てからしばらく経った頃、壺井さんが「我々のようなバンドにはありがちなことだが、はっきり言ってCDより今の方が更に上手くなっている」という趣旨の御発言をされたのを覚えていますが、それはこの日のO'jizoにもあてはまると思いました。発売が半年延び、レコーディングからは10か月くらい経っていて、レコ発ライブにして既にCDに詰まっているよりも先のところに進んでしまっています。
前半と後半では衣装替えもあり、前半の正装から後半はいつものステージのようなカジュアルスタイルへ。内藤さんは前半のドレスから、後半の衣装では『めぞん一刻』のヒロインのエプロンに縫いつけられていたような、鳥を模した刺繍があったような記憶です。拝見するたび、こんな華奢なお身体で…と感心してしまいます。
MCではメンバーの知るお互いのエピソードが披露されたりしたところ、某メンバーと某メンバーの間に適度な距離感がうかがえたりしたのも興味深かったです。
長尾さんがおっしゃっていたようにアンコールはアルバムの中からちょうどそのために1曲残しておいたかのような選曲でしたが、ダブルアンコールでは今回のアルバム外から大好きな「Flying Castle」も演ってくれました。
終演後もあちこちに歓談の花が咲き、中に内藤さんとデュオを組んでいる御関係からか城田じゅんじさんも姿をお見せになっていました。流石にものすごい存在感で、私を含め居合わせたお客は思わずみな緊張裡に目礼していました。
開演後は外のスペースで飲食できるくらいまで天気は回復していました。もう少し御挨拶したい方々もいらっしゃいましたが、歓談の輪がとぎれず、その辺りで辞去することにしました。夕刻までに西荻窪を目指します（続く？）。
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