10月のエピソードをまだ御紹介できずにいますが、まずは先週末のことを。
26日の昼には森次晃嗣や藤本美貴や黒柳朝を輩出した北空知の街で母方の祖母の法事がありました。祖父は2人とも私が生まれる前に亡くなっていますし、父方の祖母が亡くなったのも物心がつくかつかないかの頃でしたので、私が知る祖父母といえばこの祖母だけ。記憶の中の祖母はただただ穏やかです。
旭川で両親らと集合してから訪れる方法も考えられましたが、直接滝川（結局書いてしまった）に行くことになりました。
祖母が亡くなったのは私が札幌で就職した年のことで、その時も札幌から独り滝川に向かったのを思い出します。それまでは家族の誰かしらと一緒だったと思いますので、滝川の伯父宅を独りで訪れたのはその時が初めてだったでしょうか。その後の法要の際にも札幌と滝川を直接往復したことがあったと思います。最近は各地に転居を重ねていたので、伯父宅を訪れるのは久し振りでした。法要は明るいうちに終わり、積雪のため運転を避けてやはりJRで来た両親らと滝川駅で別れて札幌に戻りました。
その日の朝はNHK「テストの花道」の東京芸大キャンパスツアーの回の再放送があり、放映終了前にスーパーカムイに乗らなければならなかったので、後を留守録に委ねて出発しました。
帰宅後に観てみると、最後の方でケルト音楽研究部が紹介されていて、中原さんがイリアンパイプスの説明をされるシーンなどが確認できました。9月に共に来道された丸山さんもお隣にいらしてのツインパイプス。丸山さんは来道時よりも髪を短くされたようでした。他の皆さんはあまり大きくは映っていなかったのですが、演奏者の中に豊田さんのお姿もあり、フィドルは古書ほうろうで「トシさんによろしく」とおっしゃってくださった沼下さんだったように思われました。
前日25日の夜には職場の同期との少し早い忘年会がありました。最初は金曜の夜のうちに旭川に行っておくことになるかもしれないと1次会のみ出席の旨返事をしていましたが、翌朝直接出発することになったので最後まで御一緒できました。
同期といっても採用同期ではなく、文京区某所にあった研修施設で約1年間文字どおり寝食を共にした同期です。職場関係で気の置けない飲み食いができる機会も少なくなりましたので、こちらも楽しい時間となりました。
さて、26日の土曜日に話を戻すと、この日の夜、紙ひこうき札幌店ではqua-qua(くおくお)＆シフォンライブ。最初は日にちと場所だけが発表され、こちらは前述のとおり法事があって出席できるか危ぶまれましたが、直接滝川と往復することになり、開場開演も19時以降、無事両立できました。くおくおのライブは貴重ですし、シフォンも大竹水恵さんのヴァイオリンをまた聴きたいと思っていたのでよかったです。
くおくおと大竹さんの前回のライブは同じ紙ひこうきで4月のことでした。この時の大竹さんは別ユニットのbijouで御出演。S氏はこの時のチャリティーライブでくおくおのことがかなり好きになってしまい、今回仮に私が行けなくても独りでも行ったかもしれない勢いで、もしそうなっていたら札幌では初単独となるところでした。
一度住まいに戻って着換えるとすぐまた外出。一瞬だけ休日出勤し僅かながら仕事を片づけると、S氏との19時バスセンター前改札待ち合わせに間に合うように職場を出発しました。
4月の時はアナウンスのあった開場時刻に入店するとどういうわけか既にほぼ満席でカウンターに座ったのでしたが、今回はそのようなことはなくテーブルの中ほどに着席。
今回はライブ自体はチャリティーの趣旨をそれほど強調してはいなかったのですが、前回同様吉田さんが持ち込んだ東北のお酒2種類を500円で飲み放題という企画があり、この売上げは赤十字に寄付されるとのことでした。アルコール分に弱い私は前回は自重し、チャリティーにはbijouのCDで貢献したのでしたが、今回は宴席が続いていたこともあり、勢いで1杯ずついただいてしまいました。
前半がくおくおで、新曲に代表曲、新井さんの弾き語り、キーボードでサポートした松浦さんのヴォーカル曲と多彩でした。
松浦さんは昨秋『Alchemic Flower』発売後のロケット姉妹とのジョイントでもサポートされていた若い方です。開演前に吉田さんプロデュースのUtakomeのCDが売られているのを発見して勇んで購入したところ、松浦さんが喜んでくださったようなのですが、実はUtakomeの片われが松浦さんだということははっきりは認識していなかったのでした（Utakomeでは松浦とのお名前は出していらっしゃらないしジャケットにもお顔は出していらっしゃらないので）。心して聴くようにしたいと思います。
この日、新井さんは終始吉田エミと名乗っていました。めおとユニットを標榜しているからにはその方がいいのかもしれませんが、今後は吉田で通すのでしょうか。
くおくおの次回のライブは早くも1月にまた紙ひこうきで予定されているので楽しみです。
bijouはピアノの常盤千恵子さんが作ったオリジナル曲を中心に奏でるユニットでしたが、クラシックギターのmasaroさんと組んで世界の名曲を奏でるシフォンもまたよかったです。
大竹さんはもともとは札幌の御出身ではなく、東京の音大を出た後、札幌にいらしてからフィドルやジャズのスタイルを勉強して始められたようです。いろいろな引き出しを持っておられるのではないかと思われ、もっと聴いてみたいと思うのですが、残念ながらbijouやシフォンのライブは年イチくらいのペースのようなのでした。
それで、S氏が帰り、吉田さんやUtakomeのお2人に御挨拶したりした後、大竹さんにライブはどれくらいされているのかうかがってみたところ、やはり半年に1回とか年に1回くらいとのお返事でした。以前にはのやなどでもされていたようでしたので、以前はもう少しされていた時期もあったのではないかともうかがってみたところ、あまり変わらないようなお返事。ちょうど吉田さんの日本酒が回ってきたところだったので、怪しげな酔客と思われたかもしれません。
ヴァイオリン教室を開いていらっしゃるようなので、そちら関係でお忙しいのでしょうか。
今回のライブも大竹さん側からのアナウンスは知る限りではネット等では見かけなかったのですが、客席からは「大竹先生」との声が聞かれ、関係者が多数お見えのように見受けられました。ヴァイオリンの生徒さん達にお知らせするだけで集客ができてしまうということなのかもしれません。
次回のくおくお紙ひこうきライブは大竹さんは御一緒ではないのですが、いつかまた機会が得られればと思います。
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