mixiユーザー(id:6292339)

2011年09月23日22:50

272 view

事実は理論よりも奇なり!?(追記)

犬http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1747739317&owner_id=6292339 からの続きです。走る人

フォト


1NHK-BSで放映中のコズミックフロント「ホーキング博士の宇宙 時間旅行は可能か?」の中で、「何者も光の速度(30万km/秒)を超えられない。」とする宇宙の大原則「光速度不変の原理」について詳細に説明されていた。

フォトフォト

Front4.光速の秘密
宇宙には破ることが出来ない速度制限があります。それは30万km/秒、光の速度です。この速度を超えられるものは、宇宙には存在しません。これは観測事実や実験事実を通して科学的にも証明された宇宙の大原則なのです(光速度不変の原理)。

2ところが、今夕(2011年09月23日)のYOMIURI ONLINEで、「ニュートリノと呼ばれる素粒子が、光速よりも速く飛んでいる。」との測定結果が発表されたと報じている。

フォト


「事実は小説よりも奇なり」とは、世の中の実際の出来事は、作られた小説よりもかえって不思議で波乱に富んだものであるということ。
(イギリスの詩人・バイロンの『ドン・ジュアン』にある言葉から。)
今回の発見は、この言葉を借りて言うなら、
「事実は、理論よりも奇なり」で、「ニュートリノと呼ばれる素粒子が、光速よりも速く飛んでいる。」との測定結果(測定事実)は、「質量を持つものは光より速く移動することができない。」としたアインシュタインの相対性理論と矛盾し、不思議で、物理学上の常識を根底から覆す波乱に富んだものということが出来る。

メモニュートリノ=電気的に中性で、物質を透過する。「電子型」「ミュー型」「タウ型」の3種類があり、飛行中にそれぞれ別の種類に変化するニュートリノ振動という現象を起こす。以前は質量がゼロと考えられていたが、故・戸塚洋二東京大特別栄誉教授らによる観測で、質量があることが明らかになった。

フォト

フォト

フォト


3コズミックフロント「ホーキング博士の宇宙」のソースは、Into the Universe with Stephen Hawking (Darlow Smithson Film & Television /英国 2007年) 及び Discovery Channel (米国 2010年) なので、かなり過去の番組。

フォトフォト



犬「大山鳴動して鼠一匹」と、この件を揶揄する声も聞こえてきますが、
研究チームが過去3年間に渡って計15,000回測定、観測ミスや統計誤差がない確かな数値であることを確認している事から、何やら既存の理論に変更を迫る展開が期待できそうです。既存の物理学上の常識は、新たな「観測」や「実験」という事実によって、時々刻々と塗り替えられているのかも知れないですネexclamation ×2

(追記ペン) ニュートリノ「光より速い」撤回へ (読売新聞 -2012年06月02日)

 素粒子のニュートリノが進む速度について、名古屋大などの国際研究グループ「OPERA」は、昨年発表した「光より速い」との実験結果を修正する方針を決めた。

 指摘されていた実験の不備を解消したうえで先月、再実験し、ニュートリノと光の速さに明確な差は出なかったという。事実上の撤回で、3日から京都市で開かれるニュートリノ・宇宙物理国際会議で報告する。

 OPERAは、スイス・ジュネーブ近郊の欧州合同原子核研究機関(CERN)からニュートリノを飛ばし、約730キロ・メートル離れたイタリアの研究所までの所要時間を測定。ニュートリノが光より60ナノ秒(ナノは10億分の1)早く到達したという結果を、昨年9月に発表した。「光速は超えられない」としたアインシュタインの相対性理論を覆すのではないかと注目された。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する