mixiユーザー(id:28749778)

2011年09月02日07:56

7 view

横浜横須賀

就職して間もない頃は、横浜といえば、路線でいうと京浜東北線沿線、地域でいうと関内、石川町辺りを身近に感じていました。

職場の研修施設にいたので、我々の職場の横浜支店のようなものがその辺りにあったことや、神奈川県庁に就職した友人がいて訪問したこともあったことからかなと思います。学生時代北24条に下宿していた彼の実家は根岸線沿線と聞いていました。

かなり後、千葉に住むようになってからは、路線でいうと横須賀線沿線、地域でいうと横浜駅からみなとみらい地区にかけての辺りを身近に感じるようになったかと思います。

直通する総武快速沿線にいたので、毎日通勤で乗っている電車に休日に乗り込み、いつもの駅で降りないでそのまま乗っていればたどり着く…というところと、横浜ブリッツでのライブやパシフィコ横浜での催しに行く機会が多かったことからかなと思います(最後の方では関内ホールや伊勢佐木町方面のライブハウスにも足を運ぶようになりましたが。)。

十代の頃から敬愛してきた熊本の作家梶尾真治さんと初めて御挨拶できたのも、ワールドコンのあったパシフィコ横浜でのことでした。名前を覚えてくださっていたことには感激したものでした。

さて、先週末の昼間は久しぶりで横浜ブリッツからジャックモールの辺りを歩いてみました(その夜の西荻窪や翌日のことはいつか書くことがあるでしょうか。先日の客人との再交流や、たまたま同じテーブルについた方がg-celt御出身だったようでお話興味深かったです。)。

すると、横浜ブリッツのある四つ角のところに「すずかけ通り」なる標識が。
高架の方からこの四つ角やジャックモールを経てパシフィコ横浜の方に延びる道路の両側には、見ると確かに北海道でもお馴染みのプラタナスが植わっています。

前からそうだったのでしょうか。梶尾さんとお会いした後などパシフィコ横浜の辺りから横浜ブリッツの辺りまで歩いたこともあったのですが気がつきませんでした。

Hard to Findにも扇柳さんのアルバムにも収録されている「鈴懸の空」は天の底で独り吹きすさぶ風の音を聴くが如き名曲ですが、Hard to Findのライブで披露される度に「プラタナスのことです」といった説明があった気がします。

横浜駅から横浜ブリッツまで歩く時には、地下街ポルタを通って新星堂や丸善を冷やかすのが常でしたが、今回新星堂は閉店セールをやっていて、丸善もフロアが縮小されたようで、また記憶の中の情景が失われると思ったことでした。

いつもの電車で…ということでは横須賀線にそのまま乗っていると更には鎌倉にもたどり着きます。

鎌倉と北鎌倉の間にあるアンティークな洋菓子屋さん歐林洞の2階で行われるアコースティックライブに何度か行きました。

鎌倉駅から向かうと鶴岡八幡宮の境内を通ることになります。公暁の隠れいちょうなどと伝えられる大いちょうも当時はまだ健在でした。

杉真理さんや松尾清憲さんのここでのライブは例年七夕の時期に行われ、浴衣姿のお客様などもいらっしゃいました。

この関係の催しでだけ毎回お見かけするという方々がいらっしゃいましたが、流石に歐林洞にはもう行く機会がないと思うので、もう二度とお見かけすることはないかもしれないと思うと一期一会に近い感慨を覚えます。

終演後は鎌倉駅に戻らず北鎌倉駅から帰ったこともありました。
街灯も少ない夜道を通ってたどり着いた北鎌倉は、総武快速と線路でつながっているのが信じられないくらい鄙びた雰囲気で、北海道の駅にも似た味わいを感じました。
寺社の境内の斜面を切り開いて設営された歴史があるようです。

漫画家の山田ミネコさんが、確か横浜のかなり郊外の方に住んでおられて、そのためか作品に鎌倉から湘南にかけての土地が登場することもありました。

中に鎌倉近辺の駅のホームが描かれている作品があって、おそらくそちらは江ノ電だったと思うのですが、ここ北鎌倉駅のホームにも描かれていたのと共通するムードがあるなあと思ったことでした。

千葉に帰り着くと遅い時間だったと思います。

1 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する