のりこむお話。

計画停電（輪番停電）の影響で，首都圏の鉄道各線が運休したり大幅な間引き運転をしているのは，周知のとおり。

朝の，出勤時。
私は，通常は東武伊勢崎線と東京メトロ日比谷線とを使って通勤している。
３月14日月曜日は，東武伊勢崎線の竹ノ塚以北は運休していたので，迂回経路を使って出勤した。
15日火曜日は，間引き運転ではあるけれども東武伊勢崎線竹ノ塚以北も運行したので，緩行線の線路を走る各駅停車にて出勤した。
途中，準急等が走る急行線の線路でも準急電車が通るのが見えたので，「明日は準急に乗ろう」と考えた（私の最寄り駅には準急電車も停車する）。
そして，16日水曜日。

ホーム上の準急電車乗車位置に並んだのだが，混雑のため，１台目の電車に乗れたのはちょうど私の前の人までだった。
つまり，私が乗車位置の最前列ということになって，次の電車を待つことになったのだ。
そして，待つこと約10分。
次の準急電車が到着して。

まずは少し横にずれて，降りる人のとおり道をあけて降り終わるのを待つ。
そして，いざ，乗り込もうとしたら。
とたんに，後ろから押しのけられた！
あっという間に，私より後ろにいた何人かの人たちが，車内になだれ込む。
そして，既に車内は，もう乗り込む余地もない。
なんとか無理やりに身体を押し込もうとするけれど，私の身体の３分の２ほどは車外に出たまま。
しばらくあがいたけれども，どうにもならない。
仕方がないのであきらめて，その扉口でしばらく，扉からはみ出している他の人たちを押し込む手伝いをした(^^ゞ。
結局，準急電車に乗るのはあきらめて，昨日と同じ，各駅停車に乗ることにした。

なお，各駅停車の電車は準急電車よりも少し空いていたので，乗り込めないということはなかった(^^)。

というわけで，私という人間にはこの生き馬の目を抜く競争社会で生き抜いていく能力がないということを，あらためて実感した。

まあ，他人を押しのけて無理やり電車に乗り込むよりは，押しのけられて電車に乗れない側でいる方がいい。