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2011年02月18日18:36

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ご覧、スウェーデン人の義弟が和菓子を食うているよ。

過日。

現在我が家に居候中の妹と、妹の旦那コッペ(スウェーデン人)と3人で和菓子をつつきながら談話していた。

つっても妹はクールで無口なので、僕とコッペが話してただけなんだけどね。

んならコッペが今から食おうとしてる和菓子の封を切りながら「これは何味?」と訊いてきた。
お前、もう開けてもてるやないか。そこまで開けてもたら、たとえそれが何味であろうとお前が食えよー、と思ったけど、その気持ちを英語でなんて言うたらええかわからんかったし、袋にデカい字で潔いくらいおもっきり『栗』って書いてあったので、「マロンだよ」と答えたら、「メロンかー」と間違えて納得しとる。

この子はめちゃめちゃ男前なんやけどちょっと阿呆なんだよなぁと思いながら、「違う違う、メロンじゃなくてマロンだ」と言い直したら「マロン?」言うて、まるでそんなもんは聞いたことないといった表情で首を傾げているので、僕は一考して、あれ?ちょっと待てよ、親日家のコッペのことやからひょっとしたらこれ、案外日本語の方がイケるんかもしらんと思ったので、日本語で「栗だよ」と言うたら、まぁもちろん全っ然通じんくてなんやねんおまえーってなって、それから僕はきわめて英語っぽくなるように、つとめてゆったりとした発音で舌を巻きながら、

「メェァルォ〜ン」

言うたのに、また「メロン?」って言いやがって、このガキ、メロンちゃう言うてるやろバカにしゃがって、ふんぬー!って怒っていたら、妹がボソッと「マロンは英語じゃないねんで」と、実にさりげなく、それはまるで春の河原で昼寝中の僕の頬を優しく撫でる一枚の風のように言いました。

それ、「メェァルォ〜ン」の前に言うてほしかったわ。

「栗」は英語で「chestnut」と言うそうですよ。
ひとつ勉強になったね。
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