明日のアレ

麻生太郎が何故支持されないか。
漢字が読めない、空気も読めないと言われているが、要は
「調整もろくすっぽしないまま(出来もしないのに)軽口を叩く」から、と云うことだと思う。
...つまり、国民は麻生の政治家としての資質自体を疑っている。
「自信タップリ、ざっくばらん」は、一代議士であれば人気に繋がる。が、大臣以上ともなると、それだけでは務まらない。

一方、同じく"解り易い総理"であった小泉純一郎が何故支持されたか。
"解り易さ"の質である。小泉は大昔から郵政民営化論者で、
「私なんかを総理なんかにしたらマジやりますよ？知りませんよ？いいんですね？」と言って総理になった。で、その通りにした。
国民はその一貫性を評価したのだ。
手法には問題があったと云われているが、「党総務会の議決は全会一致でなければ」なんて国民にはカンケー無いし、国政選挙に落下傘候補なんて珍しくもズルくも全くない。
「トップダウン」を「独裁」と言い間違えるのは簡単だが...

「劇場」と云われたが、悪い意味で言うのであれば、所詮、
「慣習や雰囲気的にムリだろ」とタカくくって自滅した連中の、負け惜しみ。
「"劇場"だから勝った」は、「選挙民なんて、煽れば乗るだろう」と言っているのと同じこと。
当時、(自身は刺客を返り討ちにした)亀井静香は「国民は選択を誤った」と発言、TVキャスターに「それは国民を馬鹿にしてませんか？」と突っ込まれ「イヤイヤそんなことはない...」と焦ってたっけ。
一方「これも国民の審判。受け止めなければ」と模範コメントだった片山虎之介が"姫wに退治された"のが皮肉だったな。
そういえば森喜郎がこないだイイことを言ってた。「世襲制限など有権者をバカにした話。選ぶのは有権者だ。」
(支持率が低いのは)「叱咤激励だと思っている(麻生)」というのは、ある意味暴言。
政治家は支持されたからなれる物で、なってから「支持して下さい」と言うヤツはいない。

↓前回2007年参院選の時の日記にこんなコト書いた...
バカ役人を放置したり、子供みたいなのを大臣にしたりしてると、
やりたい政策とか関係なく、選挙に負けてしまうのだから、
政治における「実行力」って、深い。
たかがそんなことで、
数年後の憲法改正(自民党のそもそもの党是)にも厳しいどころか、
次回の衆院選の時に何かあったら、政権そのものを失いかねない。
もっとも、(やはり前にも書いているが)日本国民は賢いから、衆院選じゃよほどのコトが無いと勝てないだろうけど。(参院選でならもともと野党は有利)
...

「政治は"試しにやらせてみよう"なんて甘いモンじゃないですよ！」
それは正論。だけど、「与党」の党首の第一声が「謝罪」ではねぇ...
"試しにやらせてみよう"になっちゃうかもね...
民主の公約だかマニ何とか見て「こりゃ、揺り戻しが来るかもなw」って期待してたんだが。

サテどうしましょうかね皆さん。