ガロン使いの少年「KENさーん」
「ん、どうした少年?」
少「ガロン教えて!ビーストキャノン!」
「ああ、いいぞ。しかしお前もこんな40年も前のゲーム良くやる気になるなぁ」
少「だって、カッコイイじゃんガロン。俺、早くKENさんみたいに使いこなして友達みんなにもやらせて広めたいんだ!こんなに面白いんだからさ!」
「ははは・・・変わった奴だな」
少「この前貰った動画も全部見てきたよ。ありがと」
「おいおい、この前って昨日だろ?宿題もちゃんとやってるんだろうな?ママに怒られるぞ?」
少「KENさんまで親みたいな事いわないでよ〜。っと、そんな事より動画だけじゃタイミングがいまいちわかんなくて。教えて!」
「しょうがないなぁ。今日は帰ったら宿題、ちゃんとやるんだぞ」
少「うん!やるやる」
〜一時間後〜
「と、まあこんな感じだ。わかったか?」
少「すげぇ!やっぱKENさん凄いや!」
少「・・・忘れないようにコレ復習してから宿題でもいいかなぁ?」
「駄目だ。まず宿題。約束だろ?」
少「ちぇっ。じゃあパパっとやっちゃおうっと。」
「よし、いい子だ」
少「ところでさ」
「ん?」
少「あの動画でKENさんと対戦してる銀色のガロン、すっごく強いね」
「ああ」
少「誰なの?プロの人?」
「はは、あの頃はゲームのプロなんて居ないよ」
少「へー。じゃ、誰?友達?」
「友達・・・そうだな。彼はBuzzさんって言ってな。友達でありオレの師匠、先生だよ」
少「へぇー!KENさんの先生かぁ」
少「じゃあ、俺の師匠の師匠なんだね。大師匠!」
「そう、大師匠だな」
少「KENさんもそのBuzzって人に色々教わったんだね」
「ああ、そうだな」
少「いいなぁ・・・その頃はまだ日本中にゲーセンがあって、色んな人とセイヴァーできたんだよね?」
「聞きたいか?昔の話」
少「うん!聞かせてよ、俺の大師匠と師匠の話!」
「なにから話せばいいかな、あれはもう25年も前の話になるか・・・」
つづく
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