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日記一覧
- 稲垣教授の華麗なる逆説 ―― 稲垣良典『現代カトリシズムの思想』批判
- 2018年01月18日22:24
本書は1971年初刊で、長年の品切れを経て、このたび待望の増刷（第６刷）を果たした。では、なぜ今、増刷なのか？まずはその点について、一つの推理を披露しよう。私の推理では、第２バチカン公会議（1962年〜1965年）で示された清新なるリベラル路線への反動
- 信仰者の建前と本音 ―― 書評：ティモシー・ウェア『正教会入門 東方キリスト教の歴史・信仰・礼拝』
- 2018年01月06日10:28
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一言でいえば「護教書」である。護教書とは「この教えは、絶対に正しい。合理的な根拠など示せないし、そんなものは無いけれども、とにかくこの教えが正しいというのが真実なのだから、正しいのである。したがって、この信仰は素晴らしい」という趣旨の事が書
- この時代の呼び声 ―― 『けものフレンズ』論
- 2018年01月05日00:06
私は『けものフレンズ』という作品を、『宇宙戦艦ヤマト』から『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』『魔法少女まどか☆マギカ』へと連なる系譜の作品、アニメ史において時代を画する、新たなメルクマール作品だと評価している。だが、この評価を、
- 学者と愛 ―― 浅山太一『内側から見た創価学会と公明党』をめぐって
- 2018年01月02日15:28
言うまでもなく、社会学は学問であり、学問であるからには、科学的な客観性が必要。宗教を研究対象とした宗教社会学にも、もちろん科学的な客観性が求められる。しかし、宗教ほど科学的客観性から縁遠いものもない。また、さらに、宗教と完全に無縁な人もいな
- 創価学会の中で愛を叫んだ者 ――浅山太一『内側から見る創価学会と公明党』
- 2018年01月01日21:55
すばらしい本である。 研究書を評していう言葉ではないかもしれないが、感動させられた。 著者は、現役創価学会員の社会学者である。 一方、私は、元創価学会員の創価学会批判者である。 だから、現役の創価学会員にどれだけ客観的な分析ができるものか、正直
