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日記一覧

少し前にテレビ情熱大陸で取材されていた書家で気になり、ちょっと読んでみた。母親の子供に対する愛情はとても共鳴できるし、納得もできるんだけど、読んでいくうちに何か違和感を感じた。この著者である母親は同じダウン症を持つ方と自分の子、翔子さんとは

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最近、映画やテレビドラマで注目株の毎熊克哉さん主演ということで気になり行ってきた。演出が豊浦晃功補さんというのも期待した。疲れが溜まっていたのか、舞台に集中できず。物語が頭に入ってこなかった。登場人物たちがどうしたいのか、その心情が明確とは

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佐藤春夫と言えば、谷崎潤一郎の妻を寝取ったり、猟奇という言葉を作りだしたり、はたまた平井呈一が訳したジョン・ポリドリ「吸血鬼」に名義貸ししたり、といった印象がある作家で、とても不思議な感じのする作家。その佐藤春夫が学生時代の先生だった永井荷

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土曜日の午前中から鑑賞。キンプリファンらしい女子たちに囲まれて観ました。入りは3分の1もあるか、ないか、くらいでした。それにしても今年は大手日本映画を観て、何度、ワーストと叫べば許してくれるのだろうか?日本映画もメジャーではない「岬の兄妹」

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八王子はもう随分とお久しぶりな場所であり、駅前がすっかり広々を近代化されていたのには驚いた。めったに来ない地ということでお目当てはまず古本屋、時間の都合で一軒だけしか寄れなかった。近藤書店という店であるが文庫本からコミック、黒っぽいものまで

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原田監督作品は以前に「おーい。中村くん」位でしかない。ご存命ならば101歳。デヴューも40位とやや遅いかんじの作家。ほとんどが60分前後でカラー作品は1本のみらしい。そんな監督の作品だから、と思いつつ見た。これがよくできたコメディというか、

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これは正に現代フランスの恋愛事情を描いた半ドキュメントみたいな映画で良かった。作品の底に流れる【母親】というキーワードを様々な立場の女性を通じ描いてある。その女性達も大人の女性ばかり。分かり易く言えば熟女、中年女性たちの物語であるのだ。こう

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手塚治虫のアシスタントだった筆者が当時を思いだしながら書いたエッセイ漫画。まず驚いたのが筆者が全くの漫画素人、書いたことなどなかったのにアシスタントに採用されたということ。応募はそれなりにあったようだが、これは奇跡みたいな出来事だな、とまず

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少し前に200円で購入したユイスマンス【さかしま】の原書。 昨日。何気なく見ていたら、書き込みが多数あることに気付いた。 それで、これひょっとしたら生田耕作氏の書き込みか?と思った。 それは最近、ヤフオクで生田耕作氏旧蔵書がたくさん出ており、

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試写会。20分前に並び10分前に開場。入って席を取ってロビーに出た。いつもなら食事しているおばちゃん達で一杯なはずなのに、アレレ。ガラガラ。楽々に座れるじゃないか!また、入ってくる客もまばら…嫌な予感。これアニメだけど、不人気なの?と。お客

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京都の小出版社であり、質の高い造本と内容の本を送り続けるエディション・イレーヌの新刊ジョイス・マンスール詩集【サテン オパール 錬金術】出版記念講演会。ジョイス・マンスールは大好きな作家、詩人であり、彼女のエロチズムとダークな世界感には共鳴

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ジョン・ラスキンやバーン・ジョーンズ、そしてロセッテイの作品群をちりばめた展覧会。その優雅な空間にひとときゆっくりと浸れたのは大変良かった。来館した際は入場者も多からず、少なからずの人数で展覧会を見るには丁度いい塩梅で心地よく鑑賞できた。だ

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ご当地映画の鏡。寂れた地方の町へ、働く場所はどこでも今の時代ならやれる!と意気込む社長。21世紀の「働き方」をうまく取り入れていて現代性を感じさせるセンスの良さ。地方で働くことのメリットを訴えて、人材を集めていくシークエンスも今を表現してお

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山崎努氏が認知症老人を演じるというのでかなり期待した作品。校長先生という役柄であり、その性格を認知症にうまく取り混ぜながら、だんだんと自己を忘れていく様はさすがに重鎮なもので、画面が引き締まっていて良い。しかし、だ。それに増して娘たちのエピ

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訃報 京マチ子さん
2019年05月14日19:16

京マチ子映画祭も開催されて、映画人生を全うされたのでは?数年前、スタッフが石井ふく子の舞台に杖をついて来ていたと話されていたので、お元気なんだ、と思っていたけど…今はただtだご冥福をお祈りします。

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小松政夫さんの自伝。これまでも数冊、小松さんは自伝本を出版されており、内容は当然だけどダブりの部分が多い。それゆえ新鮮味はない。こちらはダイジェスト版みたいな印象を受けた。小松氏の師匠、植木等氏に対する愛情がヒシヒシと伝わってくる。最後の方

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【怨霊佐倉騒動】である。佐倉惣五郎の話である。期待した。きっと最後は怨霊となって領民を苦しめる領主の前に出現してくれるのだろう、と…ですが…これはないよね。21世紀、令和の時代にこのテーマもそうだけど、作りが今の子供向けテレビ番組でもやらな

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まぁ、冒頭から韓流ドラマを見ながら、セリフまで覚えて昼下がりに見ている老女。その老女と旦那がおりなす、小さな小さなすれ違いの物語。娘役の市川実日子がイイ味だしていて、三兄妹の仲で唯一の未婚という設定がとても合っている気がした。母親の離婚話か

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まだまだ少年革命家
2019年05月10日07:10

少年革命家の話題はいろいろ考えさせられた。そのひとつに他のユーチューバーの意見。もちろん真剣に少年革命家の内容について語ってる人もいたが、気になったのは登録者数やイイネの数を気にしていること。金が絡むから…自分達のライバルになるから!これが

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昨日はずっと話題の少年革命家についていろいろと考えた。今の時代は怖いもので、彼の家族関係とかも分ってしまうし、細かい部分まである程度は知ってしまうことができる。そんなのを探してる自分も閑人だし、趣味悪いなぁとか、思ってしまったけれども、気に

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高学年ジュニア小説。占い師の父を持つ主人公と、その同級生の男子のふれあいを描いた作品。男子が占い師になりたい理由。そこに隠された彼の悩み。随所に様々な占いの方法を取り交ぜながら二人の成長を描く。子供向けとは言っても、十分に大人にも通用するテ

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日本映画黄金時代の名女優の名にふさわしい京マチ子を論じた著作。まだ当人がご存命なので、書きにくい部分もあったかと思うが、徹底した作品論だけでとしているので読み応えはある。京マチ子のプライベートなところは幼少期など、ホンの僅かであるから、あく

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子供の頃、放送されて見逃して以来、ずっと気になっていた作品をやっと鑑賞できた。ゴケミドロ等で怪奇ムード満点の演出技を発揮している佐藤監督らしい映像美でグイグイと引き込まれていった。特に薔薇を効果的に使用し、血液の赤色をより印象的にさせていく

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こんな映画で泣ける人に敬意を表したい。実際、泣けた!といって涙ぐんでいる女子観客がいたのだが、そんな純粋に映画を観る姿勢ができることに逆に感動した。原作は熊本在住の梶原真治さん。そのSF的発想の展開に期待したのだが…まず時代設定が1995年という

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今年のワーストワンの映画の栄冠に輝いた作品である。どうして令和のこの時代にこんな戦争、いや戦闘映画を公開しようと考えたのか?映画が面白ければ、まだ納得できたのだが、それが極端にツマラナイので、そういう意図以前なのかもしれないけれど…ただただ

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ライブハウスを寄席にして行われた。ギュウギュウ詰めで人が入っているので、少々、聴いている内にお尻が痛くなってしまうことになったが、演目の楽しさにその痛みも快楽?に変化してとてもよかった。前座、橘屋門朗氏による「道灌」→語りにはやや硬さがあっ

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これまで何度も観る機会はあったのに、なんだかんだで逃してしまい、やっと見ることが叶った作品。近松門左衛門の「冥土の飛脚」を元にしながら、作者の近松が狂言回しとなって展開していく物語。手っ取り早く言えば童貞を捧げた女に入れ揚げて、会社の金を使

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これまで何度も観る機会はあったのに、なんだかんだで逃してしまい、やっと見ることが叶った作品。近松門左衛門の「冥土の飛脚」を元にしながら、作者の近松が狂言回しとなって展開していく物語。手っ取り早く言えば童貞を捧げた女に入れ揚げて、会社の金を使

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ぐろりや会へ行く。
2019年04月27日09:49

平成最後の神保町古書会館の即売会、ぐろりや会へ行く。この即売会はいつも欲しいのが多く、散財してしまうので、今回は予算を決めて参加。本当は早めに行きたかったのであるが、バタバタしていて夕方近くに参上。それでも欲しいのがあるある。でも予算範囲内

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発想が面白い。まるでドッペルゲンガーのように遭遇した生物と同じ姿形となって侵略を行おうとするエイリアン。それに立ち向かう女性たち。えっ?女性のみの集団なの?と驚いた。男性が一人もいないのはどうしてなのか分からない。というのは私、主人公が調査

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