ジェイムス・テイラーという人はどのアルバムを聴いても同じ質感で高値安定の株のような存在です。悪くいえば金太郎飴ですが、どれを聴いてもいいとも言えます。この作品は76年リリース。豪華ゲストを迎えた割には落ち着いた印象のあるアルバムです。LPでいう
プリンスをきちんと聴こうと思ったのは恐らく20年くらい前だと思います。近くのレンタル屋で一通りのタイトルを借りてきて、その中から気に入った曲を編集して聴いていました。このアルバムからは「7」と「The Sacrifice of Victor」を選んだような記憶があ
トッド・ラングレンの71年から73年にかけてのスタジオライブを3枚組にしたボックスセットが出ていたのは随分前から知っていましたが、この年末にやっと手にとることができました。これ、一体どういう代物なのか、発売当初は分からずにいましたが、聴いてみる
ジョージ・マイケルが53歳という若さで亡くなりました。今年はデヴィッド・ボウイ、プリンスと信じられないような訃報が続きましたが、80年代の象徴だった人まで鬼籍の対象になっていくことを見せつけられる気がして、自分が歳をとったことを感じざるを得ない
先日ニューシングルがリリースされたスカートこと澤部渡のサードアルバムは本人曰くスカートとしてやりたかったことをかなりの割合でやり切ってしまったようなアルバムだということだったので、やはりこれは手にとるしかないと思って聴いてみました。で、どう
今年はMETAFIVEが活躍した年でした。高橋幸宏の次々つくるバンドの中でも最も成功したものになったような気がします。ご本人は気負わずにやっていると思いますが、結果として80年代テクノポップ黄金期の遺伝子と、それを正統に受け継いだ者たちの現代へのアッ
少し前ですが、ムーンライダーズの再結成ライブに行ってきました。さすがにこれが最後かなと思い迷った末に参加しましたが、やはり内容は良かった。セットリストはこちらに上がっています。http://dailysetlist.net/archives/53367今回の「活動休止の休止」最
XTCの86年リリースの『Skylarking』が一連のスティーヴン・ウィルソンによるミックスで決定盤として再発されました。例によって大量のデモトラックや5.1chのミックス等を伴った集大成的なもので、CDとブルーレイディスクとの2枚組です。この作品については買
キリンジ脱退後の待望のソロアルバムが届きました。間にカバーアルバムなどはありましたが、本格的なソロ活動としては本作が皮切りとなります。管楽器を入れてスケールの大きい音楽を志向している、という触れ込みでしたが、なるほど、新展開はありそうです。
再集結はちみつぱいのライヴDVDは1988年の再結成ライヴとの2枚組で収録時間が4時間弱となりました。ここまでくると、まるで映画を観るような感覚です。はちみつぱいは元々老成していたバンドでしたので、今回の再集結で楽曲が年齢相応になってきたような感じ
6年ぶりの石野卓球新作。かなり吹っ切れた内容となっているという評判でしたので、期待して聴きました。思えば前作の『CRUISE』はかなり落ち着いた印象の作品でした。その後すぐに新作を出すといってから6年の歳月が過ぎ去ってしまいましたが、予想していた路
先週行ったワールドハピネスが既に遠い昔のように感じられますが、ずっと観ていなかったライブ映像作品をやっと観ました。まるで先週の復習をしているかのようです。ステージ構成はワールドハピネスとほぼ同じ。演出もこの頃に出来上がっています。基本は黒が
今年も行ってきました。夢の島では最後の開催ということで、若干今後の不安を憂慮しつつの参加です。正直なところ、初期よりは大分混雑も控えめになってきている気がするので、快適さは増しましたが、果たしていつまで継続できるのか、という不安がよぎります
新体制キリンジの2作目はラップから始まりました。ライムスターとの共演は他のアーティストでもよく見られるものですが、まさかキリンジがやるとは思いませんでした。とても洗練された格好いい曲ですが、キリンジの曲なのか、というのも正直な感想。新機軸を
はちみつぱいの楽曲を初めて聴いたのはムーンライダーズの10周年記念コンサートの映像だったと思います。「塀の上で」が唐突に演奏されたんですが、当時まだ駆け出しのファンでしたので、「この渋い曲は一体何だ?」と気になって仕方ありませんでした。その後
モンキーズ結成50周年を記念して20年ぶりにリリースされた新作。気の遠くなるような時間軸ですが、不思議と年月を感じさせない若々しい作品に仕上がっています。勿論購入のきっかけはアンディ・パートリッジの提供作品です。日本盤はボーナストラックでアンデ
カーネーションの新作が出ました。既に大評判なので期待して聴きましたが、確かにとても良い作品です。先日聴いたオリジナル・ラブもそうですが、ここへ来て吹っ切れての原点回帰、というより自らのルーツ、初期衝動を振り返ることへの抵抗を取り払って、自分
やっと聴けたキンクスの72年リリース作の再発盤。版権がソニーに移って以降、『ローラVSパワーマン』に続いてのレガシーエディションです。ボーナスディスクに収録されているのは同時期のライブ音源が中心。実際オリジナルもスタジオ録音盤とライブの2枚組で
祝!オリジナル・ラブ25周年!ということで、記念シングルがリリースされました。何ともめでたい話ですが、しかし田島貴男のパワーは凄い!付属に付いているDVDにひとりソウルショウの映像が収録されていますが、単独で会場を盛り上げる技術とパワーには感服
00年にリリースされたシンバルスの2nd。シンバルスはシングル主体のバンドだと思っていたので、アルバムは解散時に出たベストアルバムしか持っていませんでした。実際、活動していた頃の印象は遅れてきた渋谷系、といったものでしたが、今振り返ってみると構
2ndも大量のボーナストラックを追加して2枚組全43曲での再発となりました。ここのところデラックスエディションでの再発ラッシュですが、こんなにも大量の楽曲を追加しての再発はなかなかないのではないでしょうか。本作はオリジナルアルバムとしては全6曲で
ムーヴの再発は過去何回か行われていますが、全65曲、3枚組という凄まじいボリュームで今回決定盤がリリースされましたので、これはもう一生モンということで手にしました。まずは68年リリースの1stです。基本的に1枚目がモノラル、2枚目がステレオ、3枚目が
U2を『War』だけ聴いておけばいいと思っていたのはこの作品をリリース当時聴いて地味に感じたからかもしれません。基本的に説教臭い音楽は余り好きではなかったですし、シングルヒットした「Pride」も何となくしつこい感じがしたので琴線に触れなかったんです
プリンスの訃報には本当に驚きましたが、その後もアルバム100枚分の録音物が見つかる等、その多作ぶりが分かる事実が報じられています。凄まじいまでの創作意欲ですが、正直言って作品が追い切れていない中での訃報でしたし、ここ最近ワーナーに復帰して充実
パブリック・エネミーの90年リリース3rd。もう26年も前の作品になりますが、リードトラックの「Fight The Power」がずっと気になっていたのでこちらも中古で探していました。ここのところ探していたものが安く入手できています。ラップ/ヒップホップの場合、
グレイトフル・デッドを薦められたのは、自分がザッパを聴いているという話を会社の人にしたところ「それならデッドも聴くべきだよ」と言われた20年前の話です。それ以降、本当に少しずつではありますが気にして見ていましたが、ついぞ本格的にはまることはあ
カースティ・マッコールを初めて耳にしたのは全英チャートで「ニュー・イングランド」という曲がヒットした頃でした。スティーヴ・リリーホワイトの奥さんということで音の感触もそういった感じで記憶に残っていましたが、しばらく前に作品がボーナスディスク
確かテクノポリス2001だったと思いますが、ピーター・バラカンと矢野顕子のラジオ番組が復活した際の録音がネットに上がっていて、その中で丁度この作品の発売時だったこともあり、何曲か紹介されていたのを聴いてずっと中古屋で探していました、先日GW後の大
新生キリンジの2作目はライブ盤ということでずっと手を出さずにいましたが、中古屋で未開封品が安く買えたので今回やっと手にしました。やはり既発曲にはなかなか手が出ないものです。しかし変則的なリリースを行いますね。実際にはライブで演奏されたバージ
これは思わぬ拾い物をしました。元グレイト3の高桑圭によるカーリー・ジラフの豪華ゲストをボーカルとして迎えたセルフ・カバー集。09年リリースです。高桑圭を知ったのは高橋幸宏のIn Phaseですが、最初はカーリー・ジラフとしてソロ活動を行っていることす