セイロン島より産する茶をセイロンティーと称するのは理の当然であるが些か大雑把に過ぎるのではないかと思う。それは例えるなら関西に生まれた人間を全て関西人と称するようなものではないのか。村上◯樹はたしか京都出身だったと思うが同じ関西の産物だとて
脳内で髭面の大男、たぶん張飛、が全長四メートルの蛇矛を振り回す。 「東京上野に三国志展開かれたり、曹操の墓より出でたる品海を渡り来たれり。汝はかつて日々曹操詩を読みたるにあらずや、上野に参ぜざる不義理やある」 すっかり忘
ぼんソワール、マドモワゼル、とか書いてみる。お盆は過ぎたけれど。 今回はこの夏本当にあった怖い話を書いてみようと思う。 ・七月頭くらいの話 うちの職場のえらいひとが、私のことを四十歳手前くらいだと思っていたらしいことが判明。 マダムAが言
むかしむかし、といっても今からそれほど昔のことではなく、21世紀が始まってから20年くらい経ったころのことでしたが、ある一人の男が、自分の仕事場に迷いこんだ一匹のヤモリを逃がしました。同じ職場で働くおばさま達が何やら大騒ぎをしているので、何し