う た 日 記 森 鴎外(もりおうがい) こちたなく判者(はんざ)とがめそ日記の うたみながらよくばわれ歌の聖(せい) 自 題情(じょう)は刹那(せつな)を 命(いのち)にてきえて跡なき ものなれど記
吉田松陰『士規七則』冊子を披繙(ひはん)すれば、嘉言(かげん)林の如く、躍々(やくやく)として人に迫る、顧(おも)ふに人読まず、即(も)し読とも行わず、苟(まこと)に読みて之を行えば、即(すなわ)ち千万世と雖(いえど)も得て尽くすべからず、然りと雖
回想の乃木希典 三 島 通 陽(みちお)見開きに「弥 栄」通陽書を入れる(三島通陽遺稿集より拝借) 序 文 乃木さんは嘉永(かえい)二年(一八四九)の生まれだから、明治四十五年(一九一二)に亡くなったと
『武士道 戦闘者の精神』葦津珍彦著 復刻にあたり 戦ひを忘れた維新運動諸士に 中村武彦 敗戦から五十八年、主権を回復してからも五十年経ったが、今日の日本国と日本人はどれだけ占領下の因縁から脱したか、日本の政
神道と 〈うつくしび〉 葉 室 頼 昭 春秋社はしがき第一章 よみがえるいのち 一 失明の
三矢重松先生歌碑除幕式祝詞 {昭和十一年七月} 折口 信夫 撰この御歌(みうた)よ。石には彫(ゑ)らず、里人(さとびと)の心にゑりて、とこしへに生きよとこそ。かく申す心を、天がけりより来る三矢重松大人のみたまや、かくり世の耳明