小松亨舞踏公演 デラシネタラチネ III 『UNDERCOVERアンダーカバー』
からだから抽斗がぞろぞろと出ていって、歩くなどということに、私が疑いを持ち始めた頃、なにかにつけてまるっきりわけのわからない涙が出てきていた。その涙は何にでもつながっていた。どんな泡玉もひきずられるような光も、私は見逃さなかったが、まわりの家具類に見離されたような、ばらばらで気まり悪げな怠け者に、その頃の私は育っていたのではないかと思う。空気に手を入れたりして、そこに内臓を忍び込ませようなどと、わけのわからぬこともやっていた。息をつぎ足