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開催終了『チベット医学講座』

詳細

2008年05月17日 17:04 更新

インドのダラムサラのチベット亡命政府にあるメンツィーカン(チベット医学暦法学大学)にチベット圏以外の外国人としては初めて合格し、2007年チベット医(アムチ)となった小川さん…
薬剤師 薬草会社社員 元長野県自然観察インストラクターなど色んな体験を経て、いまチベット医学の道を歩まれています。
そんなユニークな体験のなかから チベット医学やヒマラヤの自然の話、また実際にヒマラヤから持っていただいた薬草に触れながら薬草の話などを聞かせてくれます。
「草に親しみ、薬の起源を体験し自分で感じ考えることから、一人一人が医学や薬学を自分の手に取り戻してゆく手助けをしたい」「草を楽しむと書いて薬という漢字ができました。まずはそこからはじめてみませんか?」

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 ☆『チベット医学講座 一人一人が主人公』
    チベット医学研修医 小川康

 【日 時】5月23日(金)19:00〜21:00
 【受講料】3500円 または オープンセンスチケット1枚
 【場 所】東日本橋 リバース2階ホール
       http://opensense.jp/studio/rebirth/access.html
 【申し込み 問合せ先】
  http://www.opensense.jp/education/workshop/booking.html
  オープンセンス Tel:03-5820-0909/Fax:03-3863-3861

【講演内容】
チベット医学には三つの輪が存在する。
それは「内なる輪」と「外なる輪」と「秘密の輪」。
「内なる輪」とは、大地の薬草に始まり、患者に触れて癒すに至るまでの医薬の輪。
その内なる輪を完成させるために、チベット医は

 1:おばあちゃんのように教典を暗誦し、
   分かりやすく次の世代に伝え
 2:お父さんのように命をかけて薬草を採取し
 3:お母さんのように愛情を込めて薬を作り、
   優しく患者に接し
 4:お兄さんと遊ぶように、寮で共同生活を営む。

こうして家族のように医学の内なる縁起を悟り、真のアムチに生まれ変わっていく。
「外なる輪」とは太古から現代へと受け継がれている知識の輪。
現代医学の多くの知恵の種は実は東洋医学から見出されていることは意外と知られていない。目薬、アスピリン、喘息薬、炎症剤、など。古代メソポタミア、エジプト文明から現代にいたるまでの大きな医療の輪、つまり医学の世界史が、このチベット医学の教典に込められているのである。この外なる輪を通して、東洋医学と西洋医学の渾然一体とした不可分な関係に気がつくことができる。
では、その太古の昔に、誰がどうやって最初に医学の知識を発見したのであろうか。
「経験の積み重ね」「何千年の歴史」「古代の人は優れた感性を持っていた」という従来の東洋医学論にあえて疑問を呈し、外なる輪を越えて医学の真の起源、すなわち「秘密の輪」に迫っていく。


【講師より】
2007年11月16日、メンツィーカン(チベット医学暦法学大学)講堂。

静かに眼を閉じて息を整える。四方を取り囲む教職員、生徒たちのかすかなざわめきが心地よい緊張感を与えてくれている。いま、ここのために5年間頑張ってきた・・・。最後にもう一度大きく深呼吸して意を決すると、薬師如来への礼拝文を唱え、僕は果てしなく続く暗誦のスタートを切った。

八世紀に編纂されたとされるチベット医学教典「四部医典」のうち三部を全て暗誦する究極の卒業暗誦試験、その名もギュースム。数にして八万音節は円周率の世界記録に匹敵し、一秒間に約5〜7音節のスピードで暗誦すると早い読み手で3時間、平均で4時間近くかかる過酷な修行が古来より受け継がれている。しかし、不思議なことに暗誦の調子がいいほど口が勝手に動きつつも、脳の片隅で小さい頃の出来事が走馬灯のように甦り、当時、気がつかなかったことに、はっと気がつかせられるのは何故だろう。あのときの父の言葉、彼女が何気に呟いたあの言葉の本当の意味・・・。脳の奥深くに眠っていた記憶の引き出しが次々と開かれていく。こうして脳の機能の限界に挑むことにより感覚を研ぎ澄まし、僕たちチベット医学生は真のチベット医・アムチへと生まれ変わっていくのだが、これこそまさに神秘と呼ぶに相応しい。

神秘、そう、チベット医学を含めた東洋医学は気や精神といった眼に見えない理論を唱え、過去の聖者の偉業を誇り、現代における救世主のごとく外国に紹介される。しかし現代医学が抱えるとされる多くの諸問題が古代の文献によって解決できるほど事態は単純ではない。古代の抽象的な記述が具体的な力を持ちえるためには、並大抵ではない覚悟と努力を眼に見える形で積み重ねなければならないだろう。だからこそ、僕たちは膨大な量を暗誦し、生死をかけてヒマラヤ山中で薬草を採取し、息が詰まるような厳しい寮生活を過ごさなければならない。眼に見えない架空の東洋医学の世界を、眼に見える現実の医学の世界へと取り戻し、まだ見ぬ未来において新しい医学を創造するために。
 一人一人が五感を研ぎ澄まして教典の主人公になり、一人一人が山を歩いて薬草の主人公になったとき、個人の思いのエネルギーは古代の叡智を凌駕してしまう。その優れた手段の一つとしてチベット医学は神秘の名の下に現代まで受け継がれてきたのかもしれない。  さあ、みなさんも一緒に考え、薬草に親しみ、医薬学の主人公になってみませんか。お会いできるのを楽しみにしています。

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  • 2008年05月23日 (金) 19:00〜21:00
  • 東京都 中央区東日本橋
  • 2008年05月23日 (金) 締切
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参加者
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