緑色が97年度の最人気色として挙がったことなどから色彩心理学分野におけるドイツの権威ハラルド・ブレーム博士は、今日多くの人々が「保養になるハーモニー(erholsame Harmonie)」を求めてやまない、と断言していますが、これは現代社会において事実無視できない、精神心理的にだけでなくそこから展開してある種の社会問題にまで発展してきていると思われます。自分のおかれた環境にある色彩をコントロールすることによって(精神)健康回復をすることが可能なのは博士やその同僚のハラルド・ブロスト博士(色彩と光と空間研究所所属)他の長年の研究によって明らかになっていますが、その「回復作業」をより大きな規模で試みているフォン・ガルニエー氏のプロジェクトにはただただ感銘を受けるばかりです。彼のコレクションが日本の建築物に適応され始めたら、日本人ももっと調和のとれた心落ち着く日々を過ごせることには確信をもてます。そういえば同じような感じで坂本龍一作曲の「energy flow」や「 Put your hands up」が99年頃大ヒットしましたよね。