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開催終了モラヴィアが生んだ前衛 ヤナーチェクの音楽

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2008年12月25日 18:30 更新

書き込み失礼致します。

るんるんチェコ南東部モラヴィアの出身で、20世紀はじめのヨーロッパ音楽界に斬新なモダニズム作品を発表し続けた作曲家ヤナーチェクにスポットを当てる珍しいコンサートが2009年1月24日(土)夕、大阪・梅田のザ・フェニックスホールで有ります。大都市プラハと異なり、「田舎」のブルノに住みながらも、前衛的でユニークな作風で気を吐いた名匠。その生き様と背景をお話と生演奏とで追う「レクチャーコンサート」です。

チェコの作曲家といえば、すぐ思い浮かぶのはドヴォルザークでしょう。交響曲第9番「新世界」で広く知られます。彼より一回り若い世代に属するヤナーチェクは、先輩たちがドイツ・ロマン派音楽の影響を受けながら開拓した「スラヴ音楽」の道を更に推し進め、足元スラヴの音楽の特性をより濃密に取り出し、なおかつ20世紀の現代的な音楽と巧みに結び付けて、新たな境地を開きました。

ムードワイルドな金管楽器のメロディが印象的な「シンフォニエッタ」や「タラス・ブーリバ」といったオーケストラ曲。つい最近、東京で上演され人気を呼んだ「マクロプロス事件」や「イェヌーファ」をはじめとするオペラ。そして晩年、若い人妻との恋愛の中ではぐくんだ弦楽四重奏曲第1番「内緒の手紙」をはじめとする室内楽作品。ユニークな作風に対し、欧州では近年、見直しの機運が高まっています。

今回の公演は、ヤナーチェクがモラヴィア地方の中核都市ブルノを軸に、ある種ローカルな音楽特性を学び取り、その一方で当時の欧州の、インターナショナルな現代音楽の動向を的確にキャッチしていた点に着目します。そして創作の背景を社会・政治的背景や、地理的な側面からも見詰めてみるという、知的冒険心くすぐる舞台です。

いす講師は大阪大学教授の三谷研爾(けんじ)さん=写真=。元々プラハのドイツ語文学の研究者ですが、いまは中部ヨーロッパの文化全般をカバーする関心の持ち主。生演奏は、「古典四重奏団」=写真 ⓒ藤本史昭=。日本を代表する実力派の弦楽カルテット。東京芸大の出身者が1986年に結成、極めて集中力の高い演奏で知られるアンサンブルです。演奏曲は、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」。ヤナーチェクと同じモラヴィア生まれながら、対照的にウィーンや米ハリウッドなどでも活躍したエーリヒ・コルンゴルトの弦楽四重奏作品もお聴きいただきます。

この舞台が、私たち現代人が、「地方」や「都会」でいかに個性的に生きるか、また生きられるのかを考えるきっかけになることを祈ります。

カラオケ入場料3,000円(自由席)、学生席1,000円(限定数。ザ・フェニックスホールチケットセンターのみのお取り扱い)。チケットのお求め、お問い合わせは同センター(電話06・6363・7999 土・日・祝を除く平日午前10時−午後5時)へ。

公演情報のURLはこちら。出演者のインタビューもあります。
http://f.msgs.jp/r/ctest.do?3Rub_c_13_ddq

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  • 2009年01月24日 (土) 午後6時開演
  • 大阪府 梅田/ザ・フェニックスホール
  • 2009年01月24日 (土) 締切
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参加者
1人