性別が、ない！〜両性具有の物語〜

先ず最初に、今回の日記は「性差別的名意味合いは一切ないという前提」で書いていますので、文中に出てくるキーワードの中に差別用語が含まれていたとしても、スルーして読んで下さいますよう、お願いいたします。


ぶんか社から出版されている4コマコミックなんですが、作者は「新井祥（ショウ）」http://www.geocities.jp/araisho32/top3.html








元々は「本当にあった笑える話」系の雑誌に連載されていたものらしいんですが（読んでないので詳細わかりませんが）、タイトルにと来てつい買ってしまいました。

で読んでみたら・・・、面白い＆深い。


掻い摘んで説明しますと、この作者の新井さん「半陰陽（インターセックス）」という、所謂性別が男性にも女性にも属さない「中間の性別」という方。
新井さんの説明でいくと「男でも女でもあり、男でも女でもない」第3の性別になるそうで、それを「半陰陽」と呼ぶそうです。

新井さん自身も戸籍上は女、30歳で染色体検査をするまで女性として生活されていましたが（グラビアなどもやっていたそうです）、その後現在は男性として生活しています（戸籍上は女のまま）

生まれた時に分かる場合は中間性としての人生を歩むそうですが、そうでない場合（後から分かる場合）、いろいろ複雑なようです。


僕も詳しく分かりませんが、みなさんもお酒の席でたまに話題に出るであろうキーワード
「おかま」「ホモ」「ゲイ」「ニューハーフ」「おなべ」「レズ」「性同一性障害」など、
当事者達からすれば、はっきりとした違いのある各々が、該当しない僕らから見ると、どれも一緒に見えたり、誤解して認識していたりって事が凄く多いようです。


以前おかまさんや、ニューハーフの人たちと話をした時に教えてもらったのは、
・男性の姿だけど、女性として男性が好き：おかま（受身）
・男性の姿だけど、男性として男性が好き：ホモ・ゲイ
・男性であるけれど、女性の姿になりたい：ニューハーフ（職業的な分類が大きい）
・女性であるけれど、男性として女性が好き、男性として生活したい：おなべ
・女性の姿だけど、女性として女性が好き：レズ
・男性（女性）の姿だけど、心は異性：性同一性障害（たまたま心に反して体が異性として生まれてきた）

っていう分類でした。
正直、これが正確な分類かどうかはわかりません。（是非、詳しく知っている方がいたら教えてください）


で、今回の「半陰陽」ですが、この以上のどれとも違うそうです。
一番誤解されるのは「性同一性障害」とだそうですが、やはり全く違うものとの事。

新井さん曰く、「心が異性なのが：性同一性障害」ex:体は女でも、心は男
対して「体が中間なのが：半陰陽」ex:心は男性だったり女性だったり、心も男性モードと女性モードが切り替わる（心も体も両性）
ってことで、大きな違いは「なりたい姿」

「異性になりたいのが：性同一性障害」「なりたい姿が定かでなかったり、そのまま半陰陽で過ごしたりってのが：半陰陽」のパターンだそうです。

新井さんの場合は「半陰陽」が分かるまではどっちの性別にも偏るし、ホルモンバランスによっても男性的名体つきになったり、逆だったりいろいろだったようです。
両性具有ということで、男女各パーツも所有。ここも性転換や性同一性障害の人たちとは違う部分です。

こう、文字で書いていくとややこしくなるので、興味あったら一度読んでみてくださいね。

こういう話って僕ら世代だとタブー的に考える人も多いですが、今の10代後半や20代前半の子たちは、そういう部分のタブー教育がすごく柔らかくなっているので、いい意味で理解される事が多いらしいです。


ちなみに僕自身はこの手の話に対しては、偏見が一切ないです。
実際友人の中にはセクシャルマイノリティーの方もいますが、凄くいい人ばかりです（見習うところも凄く多いし）

実は僕自身も、学生の頃はおかまさんや、ニューハーフと間違えられた事もありますし、おかまさんに言い寄られた事も多いです。
が（＾＾；）、「ノン気」です。
でも、じゃあなんでそういう風に見られるんだろう？とか考えましたし、偏見持つ人がいるっていうことの方が不思議でした。
（多分日本人特有の道徳観から来るものだと思うのですが）

実際、セクシャルマイノリティーの人に対して、欧米は非常に寛大ですしね。（オーストラリア航空なんかは、オージーの女性より男性の方がホスピタリティー精神が旺盛って事でスチュワード率が高かったり、ゲイパレードとかも正式な祭りになってたり）

誤解されやすいのは、韓国の方は別にセクシャルマイノリティーの方でなくとも、仲の良い男性同士で手繋いだり肩組んで歩いてます。（日本人から見ると、？？ってなると思いますが、彼らにとっては全然自然の事なんですよね）

なんか、またとりとめなくなってきましたが、今回の日記・・・・

是非、皆さんの感想を聞かせて下さいな。

こういう話に興味ある方、詳しく知ってる方、いろんな意見を聞きたいです。