タマのカワ

ほのかにエロスを感じるタイトル……エロスとは全く無関係な行楽雑記ですので、読み飛ばし推奨です。ちなみに、この日の写真をアルバムに入れてみたので、ご興味の方はご高覧ください。



8月19日。府中にあるプラネタリウムへ、千葉県民の小生は、関東ギャンブルライン（沿線に競馬場などが多い。見方によっては中山競馬場と府中競馬場を結んでいるｗ）の名高い武蔵野線でGO。大学1,2年次、所沢にある校舎に通っていたころは毎日のように乗ってました。上り線の駅と下り線の駅が200mくらい離れていた新三郷駅舎がくっついてたり、日々降りていた東所沢駅にエスカレーターが出来てたり、変わらないようでいろいろ変わっているものです。



府中本町駅からは、コミュニティバスに乗ります。このバスの愛称は「ちゅうバス」。まぁ間違いなく“府中”から「ちゅう」と取ったんでしょうけど、イメージキャラクターがネズミ……これだよ、このセンスだよ！（ひとりで大はしゃぎ）


ちゅうバス

府中・郷土の森は、耳鳴りのような、脳内を侵食されるような、ものすごい蝉の声。強い日差しとあいまって、夏の空気を作りだします。まずは上映時間も迫ったプラネタリウムへ。そっちの内容は、昨日の日記ご参照。

プラネタリウムから表に出ても、相変わらずの暑さと蝉の声。どれくらい蝉時雨かといえば、

セミセミセミの声（aviファイル/5.8MB 重いです）

これくらい。



庭園（＆公園）マニアの小生、散策を始めます。ここ府中・郷土の森は、広大な敷地、というワケではないのですが、木々と水と広場とがほどよく配され、それなりに起伏に富んで、歩いていて飽きません。17時に閉園になってしまうのは残念ですが、史跡もありますし、小一時間の散歩には良いですね。


園内の滝


緑の中たゆたう川



そのまま、すぐ側を流れる多摩川へ。川沿いに整備されたサイクリングロード兼遊歩道を、たまに外れて河岸に行きつ戻りつ、写真を撮りつつ上流に向けて散歩します。自転車ですれ違い、あるいは追い越していく人を見ると、ここを走ると気持ち良いだろうなぁ、とついつい羨みます。関戸橋までの2km強、ちょうど、沈む夕日に向かって歩いて行きます。黄昏と呼ばれる時間帯、川面と河岸を駆け抜ける風を受けながらぼんやり歩く至福は、なかなかに得難いものです。


河川敷


誰そ彼


夕焼けに消える人々



関戸橋から、京王線の中河原駅へ。途中、住吉屋というラーメン屋に入って、ビールにチャーシュー麺を頼みます。暑い中を歩いてからからになった喉には、瓶ビールと言えども爽快に染み渡ります。惜しむらくは、ラーメンがイマイチ。麺とスープはまぁまぁでしたが、この店の売りっぽいチャーシューがイマイチ。



京王線に乗って都心に向かいます。21時過ぎに友達と約束があるまでの間、汗ばんだ……というより汗じみた体を、どっかで洗い流したいなぁ、と思いつつ、深大寺温泉ゆかりの湯や、ラクーアとかの、値の張る所に行く気にはならず……で考えていたら、前に明大前のある喫茶店に行ったとき、その裏に銭湯があったことを思い出して、明大前下車。

コンビニでタオルを買ってウキウキでその銭湯「松原湯」に向かったら……本日定休日 orz 。絶望感に襲われる小生。せっかく、せっかくさっぱり出来ると思ってたのにっ。

半分泣きそうになりながら呆然としてたら、これまたふと、隣の下高井戸駅前にも、銭湯があったことを思いだします。なんだ、小生は銭湯マニアか？　ともあれ、歩いても遠くない道のりをへて、無事「須賀の湯」に入湯。風呂上がりのＴシャツの汗は乾いていませんでしたが、それでも、気分的には随分とすっきりしました。



明大前に住む友人を呼び出して茶でもしばこうかと思ったものの、あまり時間もないし、そもそも金曜の夜のこんな早い時間に帰ってはいないよなぁ、ということで、素直に池袋に。約束していた友人JOE JAPAN殿と合流。サンシャイン通りにあるビアホール「ミュンヘン」で、ビールとドイツ（風）料理を楽しみます。

彼とは9ヶ月ぶりなんで、大学の友人の中では頻繁に会っているほうでしょうか。この度、勤めていた会社を退職し、今一度、自分のやりたいものに向かって出発する、その前途の明るきことを祈って乾杯させてもらいました。メーカーの営業から、エンターテイメント業界、それも自分の知識と経験とを活かしてそこに飛び込もうとする友人の、その強い決意に、意気感じる所は多大です。



小生もそうですが、もしかしたら実現出来ない夢かもしれないけど、夢を持つこと自体を無くすのは絶対に良くないな、なんて青臭いことを、自分自身と友人のために確認した夜でした。