プラネテス、という漫画があります。
2075年の地球、衛星軌道上から物語は始まるのですが、宇宙に放置された使用済み衛星やその破片などの「デブリ」と呼ばれるゴミを回収する仕事に就いている主人公。彼と、その周りの人々に起こる様々な宇宙を舞台にした物語の数々が、不思議な説得力を持って描かれています。恐らく、SFというよりも、宇宙を舞台にした優れた人間ドラマ、とでも言うべき作品で、第33回の星雲賞を受賞、人並みに漫画を読む小生にとっても、過去10本の指に入る面白い漫画です。
まぁ、詳細については、
こちらのレビューや
Wikipediaをご覧ください。ていうか今、Wikipediaを見て、作者が同い年だって知りましたw。
個人的にも世間的にも名作の誉れ高い本作ですが、なんでも、それが
プラネタリウムで投影される、というのを
mixiのプラネテスコミュで知りまして、こりゃいてもたってもいられぬわ、と、昨日代休を取ったのを良い事に、府中市は
郷土の森博物館のプラネタリウムに行ってきました。
もちろんひとりでw。「ひとりプラネタリウム」は、
ひとりの難易度としてはどれくらいなんだろう? ま、元々星スキー、宇宙スキーの小生ですから、基本的にプラネタリウムとかはひとりで楽しめるんですけどね。
上の写真は入口の看板なのですが、
プラネタリウム よく冷えてます
という煽りに、思わずセンスを感じてしまうワケです。ダメなほうに。
プログラムは、前半30分は、恐らくいつもやっているのであろう「今夜の星空」、後半30分が「プラネテス」となります。この漫画は、NHKでアニメ化もされていて、今回のプログラムはそのアニメをもとに上映される、ってのは聞き及んでいたんですが、小生実は、アニメの方は見たことがなく、その意味でも、期待半分怖さ半分、ってくらいだったんですが。
ま、感想としては……正直、イマイチな感がありました。アニメがイマイチ、ってんじゃなくて、この企画を見せる「見せ方」の部分で、中途半端だなぁ、と。どうせプラネタリウムでプラネテスを見せるなら、根本的に違う見せ方があるんじゃないかな、と。
そんな、なんか苦笑いにも似た感想を抱きながら、プラネタリウムを後にしました。そのまま、この施設がある「郷土の森」園内や多摩川散歩などをしてたんですが、それはまた、別項で書くかも。
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