最近、写真のようなお菓子の自販機をよく見かけます。
僕の会社にも設置されていて、毎日おやつを買ってお世話になっています。
内部を見ると、棚板にらせん状の針金が前後方向に配置されていて、そのらせんに商品がはめ込むように置かれています。
お金を入れて商品ボタンを押すと、このらせんが回転して、商品が押し出されて手前に落ちるという仕掛けです。
このしかけを思いついた人はえらいと思うのですが、ある日一点ふと気になりました。
この自販機には品切れランプがないのです。
内部が素通しなので品切れは一目瞭然ではあるのですが、もし間違って品切れ商品のボタンを押してしまったらどうなるのでしょうか。
やってみました。
会社の自販機に100円を投入して、品切れになっている番号を押したところ、らせんが空回りしただけでお金は戻りませんでした。なんと品切れ検知はされていないようです。
今回は実験代だと思って100円はあきらめましたが、間違って押しちゃった人はどうしたらいいんですかね。
ただ、これは機械によって違うようです。
駅で見かけた同じタイプの自販機(写真のものです)で試してみたところ、品切れのらせんが空回りするところまでは同じなのですが、その後投入金額表示が元に戻って、その状態でおつりボタンを押したらお金は無事戻りました。
推測するに、商品が置かれた棚板にセンサーがあるのではなくて(もしそうならそもそもらせんが空回りしたりしないはずです)、落ちた商品を受けるトレイに衝撃センサーが組み込まれていて、商品が落ちてこなかったら品切れと判断するのだと思います。
これはこれでうまいこと考えたなと思います。品切れでなくて、商品が途中でどこかに引っかかってしまったようなケースでも正しく返金できるのが利点です。
ただ、商品ごとに品切れセンサーを付けるのが本来の姿だと思います。何とかならないか今考え中です。
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