今度は買主に事情を説明し、引き違いだけはそのままにしてほしいとお願いしたところ、その部分で事故について何もないのであれば触らなくても大丈夫ですと言ってくれた
また、ついでと言ってはあれだが、火災保険もうちの会社で取り扱っているので、是非お願いできないだろうかと言ってみた。
銀行で提案を受けているらしいが、金額はさほど変わらないはずである
しかも、こちらもいろいろサービスをしている事もあるし、ご主人とは同級生であるといった強みも多少あるし、当然入ってくれと思っていた。
保険に関しても、何とかオッケーしてもらえてホッとしていた
収納の引き違い分の費用負担が何とか減ったとはいえ、ギリギリの予算かと考えていた
そんなある日、また奥さんから電話があった。
“やっぱり、引き違いの戸も何とかしてほしいんですけど。。。”
ずうずうしいにも程がある
しかも、信じられない事に、火災保険はほぼ銀行と同じ金額だけれど、10%程度の団体割引があって、そちらの方がいいんじゃないかと思いまして。。。と言ってきた
“正気か
”
“マジか
”
“バカなのか
”
こっちが、どれだけサービスしているのかわかってて、それを悪びれもせずに言っているのか?
らいおんさんの会社の保険も同じくらいに金額を合わせてくれるなら。。。
もし、自分が逆の立場なら、多少高くても同級生の為に入ってあげる。
実際高いと言っても、何万円も差があるわけではない。
1万、2万円の差である。
確かに、1万円でも2万円でもといった言い分もあるだろう。
それ以上にメリットを享受しているのではないのか
ありえん。。。
何度も心の中で、そんな言葉を思い、
“もうこれ以上は無理です”
“契約の時も、一度合意した後に追加、追加で快諾しました。”
“けれど、それは何度も言うように同級生であった事による事が大きいんですよ”
“普通出来ませんし、こう何度も何度も次から次へと了解は出来ません”
と言うと、
“そう言われるけど、あの時突然事故物件と言われて銀行にも行かなきゃいけないし。。。”
そんな言い方に、またまたカチンときて
“いや、事故物件事故物件と繰り返し言われますが、弱みを握るような言い方で次々お願いしてくるのは、やり方としてはズルいですよ”
“火災保険も銀行ではいってもらって構わないですし、うちの会社で取り扱っている所で入ってもらわなくても結構です”
と冷たく言い放ったのであった。
-to be continued-
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