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2017年12月14日18:50

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東京の某銭湯は、とっとと風呂に入って、とっとと身体洗って、とっとと出て行ってくれって言われたな・・・

御徒町界隈の某銭湯、江戸っ子気質を味わうにはいいけれど、銭湯でのんびりしたい旅人には辛かったなぁ・・・

のんびりさせてくれないんだもの・・・

その銭湯、確かに見ていると、仕事帰り(あるいは仕事前なのか)にサッと入って、サッと洗って、サッと帰る客ばかり(午前中なのにお客さん多かった)

脱衣場にも、椅子は無いし、文化の違いを感じたけれど、私は江戸っ子にはなれねぇなァ・・・(笑)


■ケロリン桶の大きさ、湯船の位置も違う!銭湯の東西格差とは?
(AERA dot. - 12月13日 16:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4902064

 これからますます寒くなるこの時期、近所でも旅先でも大きなお風呂に浸かりたくなる人も多いのでは。近年では落語や音楽ライブ、プロジェクションマッピングなどのイベントが開かれたり、銭湯好きの女性たちによる情報サイトがあったりするほど若い世代でも銭湯好きが増えている。そんな再評価されている銭湯だが、東京と大阪で違いがあるというのはご存じだろうか。文化が違えば風呂場も変わる。銭湯がちょっと楽しくなる東西の違いを紹介する。

【写真はこちら】ケロリン桶も湯船の位置も違う!銭湯の東西差

*  *  *
■湯船の位置は関東が奥、関西は中央

 浴室に入って初めに違いを感じるのは湯船の位置でしょう。東京では壁際、大阪では浴室の中央にある事が多いんです。なぜこのような違いが生まれたのでしょうか。

 大阪の銭湯を取りまとめる大阪府公衆浴場組合の事務局長、藤本隆夫さん(69)によると入浴の仕方が関係しているようです。

「体の汗や汚れを落としてから湯船に入るのは同じですが、大阪では湯船の湯をくんで"かかり湯"で汗・汚れを落として入浴するんです。その後、湯船の外の座り段で、湯船の湯を汲みだして体を洗います。カラン・シャワーの数が少なかった時代の名残なんですね」

 この位置の違いができた理由には諸説あり、肉体労働者が多かった関東では汚れを洗い流してから湯船につかったため手前に洗い場、奥に湯船を置き、商人が多かった関西では体を温めてから体を洗うので湯船を真ん中に置いたという説もあります。

 また、大阪の湯船は一般的に深くて湯量が多いという特徴があるのですが、これも湯船の湯を大量に使っていた入浴スタイルの名残。さらに、この違いから銭湯ではおなじみの"アレ"にも違いが……。

■銭湯の定番アイテム、ケロリン桶にも違いが

 目立つ黄色が特徴的なケロリン桶も関東と関西では大きさが違います。関東版は直径22.5センチ。一方の関西版は直径21センチで小ぶり。関西版がひとまわり小さい理由を教えてくれたのはケロリン桶を販売する内外薬品の代表取締役社長、笹山敬輔さん。


「当初は関東版のみの販売を行っておりましたが、かけ湯文化のある関西地方からのご要望により、しばらくしてから関西版を販売開始したと伝え聞いております」

 湯船から湯を汲むという洗い方をする関西人にとっては、関東版ケロリン桶では重くて使いにくかったのでしょう。

 ちなみに関西版は大阪や京都、兵庫の一部の銭湯のみで使われている少数派。そのほか全国9割近くが関東版なんです。一般に販売されているケロリン桶は地域差が無く、関東版が主に売られていますが、関西版も併売されていることが多いとのこと。

■背景画は「富士山」だけじゃなかった

 映画『テルマエ・ロマエ』の撮影場所になった稲荷湯(東京都北区)は大正時代創業という歴史ある銭湯。浴室でまず目が行くのは存在感抜群な富士山のペンキ絵です。稲荷湯では毎年絵が描き換えられますが、必ず描かれるのが富士山。このように東京銭湯ペンキ絵は富士山が多いというのもの特徴です。

 全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会 事務局の鈴木忍さん(42)によると、東京の千代田区にあったキカイ湯という銭湯が大正元年に増築する際、「風呂嫌いの子どもが喜んで風呂に入るように」と絵を描いたのが評判になって広まったのだとか。富士山が多いのは、絵を描いたのが静岡出身の画家であった事や、日本の象徴的な存在であり、末広がりで縁起も良いからという理由も。

 一方、大阪で多く見られるのがタイル絵。持ちが良いのと高級感があるという点が大阪でタイル絵が広まった要因のようです。

 また東京で多く見られる絵は富士山ですが、大阪ではモチーフが多彩で、東西の名所や花鳥風月、中には近隣の風景を描く物もあります。大阪では富士山は眺めることができないことから、特化することが無かったと考えられています。

■関西の屋号にしゃれっ気

 関東では 「◯◯湯」という屋号が多いですが、大阪公衆浴場組合のホームページを見ると「◯◯温泉」という屋号が目立ちます。

 再び大阪府公衆浴場組合の藤本さんに尋ねると、「銭湯を“温泉”と呼ぶことを奇異に感じない大阪の店主や客のしゃれっ気からでしょうね」という答えが。


 また東京では「銭湯」と呼びますが、大阪では「風呂屋」や「お風呂」、「おふろやさん」と呼ぶのが一般的なんだそうです。

■地域の違いと個性を楽しむ

「東西の銭湯の差異は、かつては顕著でしたが今はそれほどではありません。全国の銭湯の情報収集が容易になり、各浴場がそれぞれのスタイルを採りいれたからだと推測します」

 藤本さんは、地域差が薄まってきた理由をそう分析します。

 また、建て替えや銭湯の数自体が減少している事もあり、違いが減りつつあるようです。例えば脱衣籠の形。東京は丸く、関西は四角に編まれていたそうですが、そもそも脱衣籠を見かけなくなりました。

 地域の違いが薄まる一方で“個性”に力を入れる銭湯が増えていると藤本さんは言います。

「いろいろな種類の浴槽を設けたり、隣にゲストハウスを置き、"銭湯利用ができるゲストハウス"というPRをする銭湯もあります。自宅浴室やスーパー銭湯、スポーツ施設など多岐多様の温浴施設が普及してきた今の環境の中で、各銭湯が個性を発揮するための努力をしているんです」

 人々の生活スタイルに合わせ生まれた地域による違いのほか、いまでは「個性」という新たな魅力を模索する銭湯。ただ、時代の流れに乗りつつも、周りよりゆっくりと進んでいるようにも感じます。

 背景画を見ながら広い湯船にゆっくり浸かっていると聞こえてくる常連客の話し声や床と桶が奏でる「カラン」という音。脱衣所で番台さんやお客さんとの会話を楽しむ人々。どこか落ち着くのは、変化の激しい現代において銭湯が"変わらぬ場"であり、それが東京と大阪の違いを今でも垣間見ることができる理由でもあるのかもしれません。

(文/淺見良太)
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