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2017年10月17日10:33

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神戸製鋼の強度改ざん事件について(1)

皆様、おはようございます。

一週間程前から、新聞&テレビで、神鋼の強度改ざん事件を報道しています。

学生時代、サラリーマン時代、軽金属(アルミニウム)材料の新素材の開発研究に携わってきた関係で、この問題について大いに関心を抱きました。

数年(5〜6年)前からデーターを改ざんしてきたと報道されていますが、そんなことはなく、半世紀余り前から日常茶飯事で行ってきたのです。

1970年4月1日に、軽金属分野として著名な日本軽金属の子会社に就職し、当時、新宿の西口に、超高層ビルの建設が盛んになり、超高層建築物の外装材(アルミニウム・カーテンウォール材)の引っ張り試験を配属された技術部で、長年従事してきました。

JIS(日本工業規格)に合格するか否かの判定です。

超高層1棟あたり、各階層毎に、1000本もの引っ張り試験体を採集し、日本海事協会の仕様に満たした引っ張り試験機でテストをしていました。

外装材が展伸材(圧延によるパネル材)であれば、不合格になる割合は極少でありましたが、鋳物材(Vプロセス:真空によるキャスティング材)では、かなりの不合格が出てしまいました。

技術部としては、引っ張り試験の結果、合格か不合格かを判定する仕事です。

超高層ビルの案件によって、各々1000本の判定結果を、ビル建材事業部取締役部長に報告(提出)するわけです。

取締役部長から、君、ゼネコンに対して、不合格のデーターを提出できるわけがなかろうと怒鳴られましたよ。

そこで、取締役部長から、不合格を合格に改ざんせよ!!との命令を受けました。

技術部の仕事としての合否を判定したデーターですから、技術部として、改ざんすることは出来ませんよ!!と返答しましたね。

君、俺の命令を受けられないのか!!とまたまた怒鳴られてしまいました。

私は、技術屋(魂)として、改ざんすることは一切出来ませんよ!!と主張しました。

さて翌日、技術部長から呼び出され、君の主張も、もっともだが、それでは世の中スムースに動かないのだよ!!

君が折れなければ、技術部を首にすると命令を受けてしまいました。

私は「技術屋として、人間として、魂が許せないため、折れません。」と技術部長に話すと、一週間後、技術部を出て行ってもらうとのことになりました。

技術部が首になり、技術部を追い出されたのでした。


これが現実であり、我が社ばかりでなく、同業者(神戸製鋼、住友軽金属、昭和電工、その他)も同じ状況であることを、軽金属学会でお会いした数人の技術者から聞き出しましたね。

大半の技術者が技術部首、退社を余儀なくされないために、強度データーを改ざんせざるを得なっかったと言っていたことを印象的に覚えていますよ。

従って、数年前からではなく、半世紀余り前、それ以前から行われ続いてきている状況なのです。


先月は日産自動車の無資格の従業員の新車の完成検査違反事件、昨年4月の三菱自動車の燃費データー改ざん事件、その前年の東洋ゴムの免震ゴムの性能偽装事件、今までに多くの事件が続いてきたことも周知ですよね。


日本の建築・土木業界をはじめ、多くの産業分野で、このような事件が多発してきたのです。

只、大きなニュースとして取り上げられなかっただけです。


1970年に就職し、2〜3年後に発生した第一次オイルショックから、コストダウン競争が始まり、コストを下げるために、品質を低下せざるを得なっかったことは事実なのです。

品質低下でも、JIS規格を違反してまでのデーターの改ざん、ねつ造、種々の偽装は世の信用・信頼を得られませんよね!!


信義則違反、公序良俗違反は、起こしてはいけないのです。


技術屋としての魂、人間としての魂、良心的な魂は消滅したに等しいと言わざるを得ません。


嘘を嘘で固めた嘘の世界観、大人社会では当たり前が、延々と今まで続いてきているのです。


恐ろしい現実、実態がお判りになって戴けたでしょうか。


少なくても、新宿駅近辺や東京駅近辺で、私が関わった超高層建築(ビル)の下部は歩かないことを徹底してきましたよ。


私が住んでいる東京スカイツリー(タワー)も超危険な場所です。

スカイツリー建設時、墨田区女性センターの会議室で、5〜6年かけて、日本設計と大林組のエンジニア(技術者)との会議(会合)に、軽金属屋として、参加し、今までの体験・経験を通して、スカイツリー建設に助言・忠告してきましたが、両社のエンジニアは一切無視していましたね。


政治・経済界のトップと同様に、一切の反省もなく、金儲けのために、不正を起こしてまでも貫く態度は如何なものでしょうか。


日本ばかりでなく、全世界が同じような状態でしょうね!!


この世の中、危険だらけです。


世の中の健全化のために、利己中のスタンスを利他中のスタンスに替えなければ、いつまでたっても、世の中の安全・安心・安定化は図れません。


政治・経済界のトップをはじめ、多くの人達が利己中の世界観で支配されているのですから。


私一人では何も出来ませんので、皆様と一緒に、この世の健全化に向けて、精進していきたと想っているのです。

歓喜の人生を共有するために、分かち合って、協力・尽力していきましょうよ!!


感謝



追記:

私がデーターの改ざんについて、なぜ、行わなかったのかの理由は、高校生時代、立正大学附属高校で学習した「法華経」から「慈悲」精神を学びとり、近所の東駒形教会のKKS(高校生のための聖書研究会)で学習した「聖書」から「慈愛」精神と正義感を学びとり、理系人として、坊さんにもならず、パプテスマを受けた信者(プロテスタント)にもならずして、生涯、慈悲心&慈愛心・正義感を持って、何事も貫いていこうと決心・決意したからなのです。

受洗して、クリスチャンにならずしても、慈愛精神のスタンス(姿勢、生き方、生かされ方)を抱いて、ライフスタイル(生活様式、生活習慣)に活用しての実践・研鑽を続けてきました。


今日の朝刊に、神戸製鋼のデーターの改ざんされたアルミニウム材を英国(イギリス)の高速鉄道の車両に採用されていると報じられていましたね。


参考:


神戸製鋼の強度改ざん事件について(2)

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1963205075&owner_id=19347649



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