ハイドンの交響曲全曲（１〜１０４）についての日記は、2016年10月08日に記述しました。
この程、念願のハイドンの交響曲全１０４曲の総譜（オーケストラ・フル・スコアー）と音源（３３枚のＣＤ）が、３０数年かけて収集出来ました。
収集物件：
（１）総譜（オーケストラ・フル・スコアー）
�．侫�ルハーモニア版（小型オリジナル・スコアー）
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��オイレンブルク版
�て�本楽譜出版
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（２）音源（ＣＤ・３３枚ＢＯＸ）
�．▲鵐織襦Ε疋薀謄�ー指揮フィルハーモニア・ハンガリカ
ドイツ製デッカ（ロンドン）のＣＤ全集
聖ボニファティアス教会での演奏・録音（１９６０年代）
�▲▲瀬燹Ε侫�ッシャー指揮オーストロ・ハンガリアン・ハイドン管弦楽団
オーストリア製ブリリアント（英国ニンバス・レコードから許諾）のＣＤ全集
オーストリア・アイゼンスタットのエステルハージー宮殿のハイドンザールでの演奏・録音
（１９７０年代）
��クリストファー・ホッグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団
英国製オワゾリールのＣＤ全集（全１０４曲でなく１〜７５＋α）
聖バーナバス教会での演奏・録音（１９８０年代）
感想：
�．疋薀謄�ーによる演奏
交響曲第１番から第５０番にかけて、ところどころ通奏低音（バッソ・コンティヌオ）によるチェンバロが可愛らしく添えられている点が気に入りましたよ。
一貫して現代主流のストコフスキー・スタイル（モダン楽器）による演奏で、左右の掛け合いの醍醐味が味わえませんでしたね。
�▲侫�ッシャーによる演奏
エステルハージー宮殿の雰囲気が感じられたところがよかったです。
これも一貫して現代主流のストコフスキー・スタイル（モダン楽器）による演奏で、左右の掛け合いの醍醐味が味わえませんでしたね。
��ホッグウッドによる演奏
一貫して対向配置による（古楽器）による演奏で、左右の掛け合いの醍醐味が味わえましたよ。
通奏低音によるハイドン・モーツアルト時代のバロック音楽の名残が感じられますが、一貫してテンポが速すぎて滅入ってしまいました。
各楽章、完全に反復繰り返している点は当時の演奏の雰囲気を醸し出しているますが、現代人にとっては完全に繰り返すと長くなり過ぎて飽きて（厭きて）しまいますね。
兎に角、一貫して演奏のテンポの速さが気に入らず仕舞いでした。
どれも一長一短ではありますが、前記したように、私にとっては長年親しんできたオットー・クレンペラー指揮フィルハーモニアによる、対抗配置によるスローな演奏・録音の方が大好きであることを再確認出来た次第です。
まあ、１０４曲通して楽しく鑑賞できるクラシック音楽ファンは多くないと想いますよ。
古書専門誌を扱う神保町の古賀書店、銀座のヤマハ店や本郷３丁目のアカデミア・ミュージックにおいて、ハイドンの交響曲総譜（オーケストラ・フル・スコアー）全集は何年経っても売れないで困っていたと店員から情報を得ました。
音楽之友社がオリジナル・スコアーを出版しているフィルハーモニア版の許諾を受けたハイドンの交響曲全集は、購買者が少なく採算が合わないため、再販の可能性はないと担当者が言っていましたよ。
現在、入手できるハイドンの交響曲全集は、フィルハーモニア版の小型スコアー（１２巻：１２０００円／巻）とコンダクター（指揮者）用の大型スコアー（１０４冊：１００００円／冊）しかありません。
単品では、フィルハーモニー版、オイレンブルク版、ドーバー版、日本楽譜出版が少々あるくらいです。
ハイドンの交響曲も、モーツアルトのデヴェルティメントやセレナーデと同様に遊戯（王様のお遊び）の音楽作品です。
晩さん会（食事会）やその他の会合での添え付けのバック・ミュージックにすぎないため、楽譜まで購入して音楽作品を研究するマニアがいないのでしょうね。
テレマンが作曲した「食卓の音楽」も全作品の楽譜はコンダクター用しかありません。
４０年前から小型スコアーが全曲出版されたら購入しようと想っていましたが、一部小型楽譜が出版されたくらいで、全曲は未だに発行されていません。
テレマンやハイドンの音楽作品のスコアーは少なく、日本でもスコアー・マニアはほとんでいないのでしょうね。
お遊戯の音楽作品、学術的には余り価値は見出せなくても、疲労した心身の癒しに寄与していることは確かですね！！
王様になった気分で、エステルハージー宮殿やベルサイユ宮殿の雰囲気で、音楽作品が味わえるのであれば、お遊戯の音楽も一寸楽しいし、面白さ、愉快さを感じますね。
感謝
参考：
ハイドンの交響曲全曲（１〜１０４）について（その１）
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1955988992&owner_id=19347649
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