※このリプレイは、ゲームブック【黒い魔の城】のネタバレをしていますが、作品はどこにも公開しておりませんのであなたがプレイすることはありません。安心して読み進めてください。
◆これまでのあらすじ
アタック09。暗黒の魔王を倒すのに必要なアイテム、白い玉と白い呪文の書は揃った。暗黒の鎧と破滅の盾で装備もばっちり。いざ、3階へ!
◆アタック09-2 最後の部屋へ
3階にやってきた。
目の前にあるのは4の扉。
一度来たのだが、この扉を開けた先のパラグラフを間違え、6の部屋に飛んでしまっていた。
なので、今度こそ3階初挑戦となる。
4の扉の向こうの部屋。
この先、武器の持ち込み禁止とあるが、守るわけがない。このまま進もう。
3の扉からさらに奥へ。
その部屋には、2つの出口がある。2の扉と、1の扉だ。
ここまで来ておいて、実は2の部屋の方に魔王がいましたー。
なんてこともないだろう。
本命は1と思い、まずは2の扉を開けることにする。
そこには3本のビンがあった。
怪しいことこのうえないが、ゲーム的見地から、これはラスボス前の最後の回復ポイントなのだろうと判断する。
赤い液体の入ったビン、青い液体の入ったビン。そして、何も入っていないビンだ。
俺は、赤い液体を飲んでみることにした。
それは体力回復薬で、俺の体力は15点まで回復した。
え、15点回復、ではなく、15点まで回復か。
俺の今の体力、何点だ。
22点だ!
ということで、回復することはなく、22点のままだったw
俺はいよいよ、1の扉に向かうことにした。
壁から槍が飛び出すトラップは、暗黒の鎧にはじかれて防御。
そしてこの部屋は鍵がかかっている。
鍵を持っているのなら、その鍵の番号から2を引いた番号へ進め、とある。
鍵、持ってるぜ。200の鍵だ。
ということは、198番へ進めばいいんだな。
鍵は、開いた。
そして俺は、最後の部屋の扉を開けた。
そこにいたのは暗黒の魔王。ついに対決の時が来た!
◆アタック09-3 暗黒の魔王
最後の部屋にはラスボス然とした暗黒の魔王がいた。
特に描写はないので外見は想像するしかない。
もしかしたら猫耳かもしれない。
肩車して後ろ向きに乗り2本のゴボウを持った歌舞伎顔の男かもしれない。
「フッフフフ。待ちかねたぞ。まさかここまで来るとはな」
暗黒の魔王は言った。
ちょい待て。
「待ちかねてた」のか「ここまで来れると思っていなかった」のかどっちだ。
前後全くかみあってないぞww
そんなちょっぴり頭がかわいそうな暗黒の魔王だが、
「まあいい。このわしが自らの手で貴様を葬ってやるわ」
テンプレ台詞でやる気満々だ。特徴のないラスボスだ。
いや、もしかしたら暗黒の魔王は美少女で、セリフとのギャップを楽しむ感じなのかもしれない。
ラスボス戦らしく、武器を使うか道具を使うかの選択からだ。
「ない」なんて選択肢もあるが、ここまで来てそれを選ぶことの方が困難だ。
まずは道具から行くか。
使えるアイテムとして、これまでに手に入れてきたほとんどのアイテムが網羅されている。
・白い玉と白い呪文の書
・太い木の棒
・静けさの靴
・細い筒
・亀の彫り物の入った首飾り
・トラのお守り
・四角い鉄の板
・魔法の笛
このシチュエーションで使ってもまるで意味なさそうな静けさの靴とかもあるが、そもそも同じパラグラフに進むアイテムがけっこうあって、見るだけで自然にダメだと想像できてしまう。
ここは最初から飛ばして行こう。
白い玉と白い呪文の書の組み合わせを使う。
これで白い玉は完全な効果を発揮するはずだ。
白い玉を手に、白い呪文の書を唱える。
すると、俺の周囲に光の結界が張り巡らされた。
魔王すらも手出しできない強力な光の防御壁だ。
魔王も対抗し、黒い防御壁を作り出すと、こちらにぶつけてきた。
光と闇の激しいぶつかり合いは完全な互角に見えた。
ここで破滅の盾を持っているかと問われる。
もちろん持っているさ。
光の防御壁に、破滅の盾の魔力を上乗せする。
暗黒の魔王をまばゆい光が包み込んだ。
今がチャンスだ!
ここで問われる。
雲流剣を持っているか、と。
なにぃ! 雲流剣だと!
持ってない。確かに俺の作品のパターンである聖剣がまだ登場していなかったことに今さらながらに気づく。
聖剣はないが、戦闘は続行だ。
光の結界のせいで、暗黒の魔王はかなり弱体化している。
チャンスは今をおいてほかにはない!
俺は、暗黒の魔王に攻撃をしかけた。
だが、暗黒の魔王も最後の力をふりしぼった魔法をぶつけてきた。
俺を黒い影が覆いつくす。
俺は、暗黒の魔王の最後の黒魔術の前に敗れてしまったのだった。。。
ゲームオーバー。
次回、雲流剣があるとしたら、あそこしかない。
■ステイタス
体力点 22
持ち物
1 暗黒の鎧
2 黒いノート
3 17と書かれた鍵
4 白い玉
5 革の鎧
6 静けさの靴
7 太い木の棒
8 たいまつ
9 火打石
10 亀の彫り物の入った首飾り
11 200の鍵
12 破滅の盾
13 かぶと
14 白い呪文の書
■登場人物
俺 たぶん暗黒の魔王を倒すために暗黒城に乗り込んだ。
暗黒の魔王 外見イメージが不安定なラスボス。少し頭が残念な感じ。
【黒い魔の城】黒歴史ゲームブックリプレイ目次
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第12回へ
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