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2015年06月10日21:10

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最後に残った課題? その5(インナーチャイルド)

2015/06/10
私は、「子どもの泣き声」が苦手です。
子どもが泣いていると、気持ちがかきむしられるようになって、精神不安定に陥ります。
原因は、「私のインナーチャイルドが泣いている」からだということは、だいぶ以前から判っていました。
かれこれ二十年、私のインナーチャイルドが泣いている原因を考えてきました。
その原因は、私自身が虐待されていたことなのかと漠然と考えてきました。
でも、どこかしっくり来ません。
何か違う原因かも知れない、そう考え始めたのは、平成二十四年頃からでした。
私のインナーチャイルドが泣いている原因が、近年になって判ってきました。
その記憶は、私が五歳くらいの記憶です。
母と私と妹(三歳)の三人で、京浜東北線の大船方面下り電車に乗っていました。
多分、北千住の祖父母の家に行き、終電近くなってから川崎の自宅に帰る、そんな状況だったと思います。
妹が
「ママ、おしっこ〜」
と言いました。
電車に乗る前からそう言ってたような気もします。
でも、終電を逃すと後が無いので、母はトイレに立ち寄らずに電車に乗ってしまったのでしょうね。
徐々に余裕が無くなる妹。
「ママ、漏れそう。出ちゃいそう〜」
妹の声は、段々切迫感が高まりました。
「ママ、押さえててあげれば?」
見るに見かねた私は、何度も母に呼びかけました。
母もオロオロしていました。
途中の駅で下車して、妹をトイレに連れて行ってあげられれば良かったのです。
でも、それでは電車が無くなってしまいます。
仕方無く、私たち三人は電車に乗っていました。
「ママ! 漏れそう。出ちゃいそう〜」
妹の声は、さらに切迫します。
「ママ! 押さえててあげなよ!」
私も泣き声になります。
「あぁ、出ちゃう! あぁ! あぁ! あぁ〜!」
妹が、飛び跳ねて、足を交互に床について暴れます。
足を交互に素早く入れ替えます。
「あぁ!」
と叫んで、左足で着地。
再び
「あぁ!」
と叫んで、右足で着地。
それを二、三回繰り返すうちに妹の股間からほとばしる水しぶき。
ポタポタ、いやボトボトと大きな音を立てて、床に落ちる無数の水滴。
それは川になって、座席に座っていた人々の足元へと流れました。
その光景を言葉も無く見ていた私。
妹が失禁するさまを、息を飲んで見ていた私。
流れていく川が、座席に到達して渦を巻くのを、茫然と見送った私。
この体験が私のトラウマなのだと気付きました。
トイレに行きたくて、連れて行ってもらえずに、泣きながら失禁した妹。
その妹の叫び声が、悶え苦しむ姿が、私の心を掻き乱すのです。
自分の子どもが泣いた時も、
街角で誰かの子どもが泣いた時も、
そして、電車の中で誰かの子どもが泣いた時も、
私は、あの妹の叫び声と悶え苦しむ姿を思い出していたのです。
そして、
「どうしてトイレに連れて行ってあげなかったのか?」
と、母を責める気持ちが湧いて来ます。
母だって苦しかっただろうに、妹の叫び声と悶え苦しむ姿を思い出すたびに、母への怒りが湧いてきて、私の心を掻き乱すのです。
だから、街角で誰かの子どもが泣いていると、私の心が掻き乱されて精神不安定になるのですね。
だから、電車の中で誰かの子どもが泣いていると、私の心が掻き乱されて精神不安定になるのですね。

ごめんね、かよこ。
君を憎んでたわけじゃなかったんだね。
殴ってゴメンネ。

ごめんね、りょう
君を憎んでたわけじゃなかったんだね。
殴ってゴメンネ。

ごめんね、じゅん
君を憎んでたわけじゃなかったんだね。
殴ってゴメンネ。


このお話は、今日書いたものですが、二年前の6月9日に私はこんな歌を発表しました。
http://www.youtube.com/watch?v=ezB6uei2z3E





【最後に残った課題? その6(妻の気持ち)】に続く

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