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2012年10月14日22:57

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中央アルプス 越百山から空木岳へ−1

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5年前に「山渓」で見た紅葉の中央アルプス、空木岳(うつぎ岳)から越百山(こすも山)への縦走の物語。
越百山の名前を初めて知った。

「ウツギ」、「コスモ」、なんて美しい響きのある山名なんだろう。

行くのなら紅葉の頃と決めていたが、なかなか実現しなかった。
記録を見るとトレランの日帰りもあるし、摺鉢窪の避難小屋泊りの一泊山行もある。だが、私たちは日の短いこの時期、のんびりと二泊で行くことにした。また、水場や泊まる小屋のことを考えて、越百山から空木岳への縦走にした。一泊目は越百小屋の避難小屋、二泊目は無人となった空木岳山頂直下にある駒峰ヒュッテだ。検索すると、4人くらい泊まれる土間が開放されている。
防寒対策をしっかりとして、避難小屋二泊の山行にした。

10月11日

前夜道の駅「きりら坂下」で車中泊をした。国道19号線にも道の駅はあるが、交通量の多い19号線はうるさいと思ったのだ。下呂方面に少し入ったこの道の駅は静かだった。

今日は4〜5時間のコースだ。伊奈川林道の駐車場を7時に出発する。
今回のコースは水場があまりない。越百小屋の下の水場で二日分の水を汲む予定だ。まずは、お互い1リットルほどの飲み水だけを持って歩き始める。
空は曇っているが、午後には晴れるという予報だ。明日、明後日は好天が期待できそうだ。
樹林帯の道は歩きやすい。下りが苦手な私でもこの道なら下りやすいだろう。

下の水場はホースからちょろちょろと水が出ているだけだった。
上の水場に着く。稜線から少し下った沢筋の水が流れていた。そこで早めの昼食にした。
そしてお互いに5リットルずつの水を汲んだ。ザックは急にどっしりと重たくなった。
ここまでは快調にコースタイムよりも早く歩けたが、途端に歩調が鈍る。 一歩一歩ゆっくりと進む。

12時半に越百小屋に着いた。ここには管理人さんがいる小屋と避難小屋の二つの小屋がある。10月の平日の小屋には管理人さんはいなかった。
避難小屋はとても綺麗で快適そうだった。今日は誰も泊まらないだろうねと言って荷物を広げる。

小屋の前からは越百山と南駒ヶ岳がよく見えた。
晴れたら越百山まで登ろうかと話していたが、なかなか晴れそうにないので小屋でゆっくりとすることにした。
とはいえお昼に着いてしまってやることと言えば昼寝。
結局夕飯の豚汁を3時過ぎから用意し、7時前にはシュラフに入った。

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