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2012年09月30日11:34

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野江股ノ頭

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9月28日

農作業もちょっと落ち着いてきた。
久しぶりに台高の山に行こう。
地図を眺めていた相方は、野江股ノ頭から池木屋山を往復しようと言う。
池木屋山に行った時に見たこの稜線は魅力的だった。
そうすると私は池木屋山から迷岳までつながることになる。
往復12時間くらいかかりそうだ。
今は日が短い。
暗いうちから歩きだそうということになった。

道の駅の飯高駅で車中泊をする。
アラームは3時40分に鳴ったが、結局起きたのは4時だった。
江馬小屋林道は途中で通行止めになっていたが15分歩くと林道終点だった。
去年の台風で橋は壊れて撤去されていたが、川の水量はたいしたことはない。
石伝いに渡渉する。
起きたのが遅くなったし、仕度に手間取ったので6時になっていた。
この時間からじゃあ池木屋山は無理だね、11時まで歩いて戻ることにしよう。

登山道はけっこう急だ。
最初は植林帯だがやがてブナやヒメシャラが多くなってくる。
台高らしい山の様子になってきた。

2時間でナンノキ平に着いた。
以前このコースから白倉山に登った時に初めて出会った大きなミズナラの大木がある。
ゆっくりしたいが今日は先が長い。

そこから40分で野江股ノ頭に着いた。
展望は良くないが、なんとも気持ちのいい山頂だ。
そこがすっかり気に入った相方は今日はもうここまでにすると言い出した。
ゆっくり昼寝をすると言う。
それでは物足りない私は一人でもう少し歩くことにした。
1時間くらい歩いてから戻ると言うと、相方は「遭難してらっしゃあ〜〜〜い」なんて言って横になった。

このあたりはあまり人が訪れない。
踏み跡は不鮮明なところが多い。
テープも少ない。
ちょっと不満な気持ちで歩き始めた。

少し歩くと左側が切れていて、見晴らしがいい。
大台ヶ原方面がよく見えた。
そこからまた樹林帯を行く。
テープが少なくなって地図を見ようとしたら、ポーチに入れたはずの25000図がない。
どこかで落としたのだろうか。
昭文社の地図はあるがそれだけでは不安だ。
このあたりは迷いやすいと書いてある。
まだ30分しか歩いていないがやっぱり戻ることにした。

野江股ノ頭に戻ると、相方が昼寝から起きたところだった。
「ああ〜、気持ちよかった」と満足げだ。
「この先に展望がいいところがあったよ。」と言って相方を誘う。

結局野江股ノ頭あたりに2時間以上いてから下山する。
登りでは気づかなかった展望のいい岩があった。
そこからは初めに行く予定だった池木屋山がよく見えた。
今度は一泊でゆっくりと池木屋山まで歩きたいね。
またナンノキ平に戻ってゆっくりする。
ザックを開けると落としたと思っていた25000図が入っていた。

結局往復12時間のハードな山行の予定が、歩行時間はその半分で休憩たっぷりの山歩きになってしまった。
それでも人の気配が少ない台高の自然に癒されて満ち足りた山歩きだった。
ここ最近仕事で疲れた体にはちょうど良かったかも知れない。

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