さて、滝観洞を楽しんだ後に、いつもの住田基地に行きます。
すると人が全然いない。スタッフも1人だけ。
話を聞くと、皆さん住田町の夏祭りを見に行ってるそうです。
そうか。先週住田基地感謝祭の時に言ってたお祭りか!
これは行くしかあるまい。
住田基地は住田町の中でも山奥にありますので、町の中心部に移動します。
お祭りの会場は、かなりの人でにぎわっていました。
出店のところに、我等が住田基地の出店が!
運営スタッフすごいな。本当に地元との繋がりを大事にしてるのがわかります。
ポランの広場。
これは何だろうと思い見ていましたら、気になるものが。
このシルエットに何やら見覚えがあるような……
覚えていました。
初めて住田基地を利用させてもらった時に教室にあったものに、同じシルエットが切り込まれていたのを。
劇か何かに使ったものなのかと思っていたのですが、シルエットが印象的だったので記憶に残っていたのです。
ここにもモチーフに使われているということは、この図案は住田町に何かゆかりがあるものなのか?
そう思っていたらここで謎は解けました。
住田町は宮沢賢治にゆかりの地らしく、ここ「ポランの広場」という名前も宮沢賢治作品にちなんだ名前がつけられているらしい。
ということは、このシルエットは宮沢賢治本人なのでしょう。
この広場、暗くなった後にろうそくの光が灯って幻想的な雰囲気をかもしだしていました。
地元のご当地バーガーとして、すみたっこバーガーというのを売っていました。
もちろんそういうものに手を出さないはずもなく、購入。
中身はごく普通のハンバーガー。
では、一体どのあたりでご当地感を出しているのだろう?
と思いましたら、バンズに秘密がありました。
米粉を使ったバーガーなのだそうです。
なるほどー。
先週練習した盆踊り。
縦にながーい住田の商店街に、ずらーーーりと並んで皆さんで踊っていました。住田町音頭の2曲だけを延々と踊ってました。今回は私は列には加わりませんでしたけど。
そして今回一番の見どころはこちら!
陸前高田からやってきました「うごく七夕まつり」の屋台です。
復興への願いと、感謝の言葉が詰まった屋台。
陸前高田は被災地でも特に被害の大きかった都市です。
復興への強い願い、気概、そういったものを猛烈に感じました。感動の嵐。
一緒になって屋台をひきましたよ。
「よーいよい!!」と大声のかけ声を上げながら。
このうごく七夕祭りは、8月に陸前高田で本番があるそうです。
その時には7台の屋台が出るとのことでした。
住田町夏まつりでは他にも目を引くイベントがありました。
川原で行われる、鉄砲の奉納。
鎧姿に身を固めた鉄砲隊が、奉納に鉄砲を撃つのです。
1発ずつ。三段階。連発。一斉に発射などいろんな形で発砲します。
写真は暗くて遠くてさすがにさっぱりわからないかもしれませんが、なかなかの迫力でした。
最後には花火もあったようですが、さすがに前日の夜中発でこちらに来て、昼に鍾乳洞、夜に夏まつりと動きまわったため、そこまでは見ることなく住田基地に戻りました。
本来ならきっと一生見ることも関わることもなかったであろう東北地方の小さな町の夏まつりを見てきたのは、なんだかすごく不思議な気分です。
ボランティア活動記録
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1785528838&owner_id=7076225
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