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2012年03月22日12:35

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三ツ森山から半作嶺へ

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3月21日

大塔山系は、東の大塔山から西に法師山、百間山、三ツ森山、半作嶺へと連なっている。今日は、そのうちの三ツ森山から半作嶺へと縦走することにした。
多くの人は三ツ森山と半作嶺の間の半作峠からそれぞれを往復するようだが、それではつまらない。私と相方はガイドブックに載っている苔口からの周回コースで歩くことにした。ガイドブックには不明瞭な所もあると書いてある。ネットを検索してもこのコースで歩いた記録は出てこなかった。かえって面白そうだなと、私と相方はわくわくしていた。

桑原橋の近くに車を止めて歩き出す。ガイドブックの地図を見て、ここかなと車道を歩く。ちょっとして相方が細い道を下り始める。川沿いに行って谷に入ればいいと言う。何の標識もないのでちょっと不安になりながらも相方の後ろを付いて行く。南紀の山は入り口が分かりにくいことが多い。
しばらく川沿いの道を行くと、林道に出た。「林道野山谷線」と書いてある。この道だ。やっとほっとする。
ガイドブックには林道終点に登山口があるように書いてある。だが、林道は先まで伸びたようだ。途中に「三ツ森山入り口」の小さな標識があった。

そこから急登が始まった。それでも、道はしっかりと踏まれていて迷うことはない。
空は晴れているが、吹く風が冷たい。
途中からヤブがひどくなる。やはり最近はあまり歩かれていないようだ。背丈以上あるヤブを掻き分けて進む。

三ツ森山に着く。素晴らしい眺めだ。風も止んで温かな日差しが降り注いでいる。
間近に百間山、その先に法師山、入道山が連なっている。野竹法師からゴンニャク山へのシルエットが美しい。嶽山は特徴ある姿だ。
そばの大岩によじ登るとさらに見晴らしがいい。しかし、登るのはいいけど、下りるのが・・・びびりながら下りる。下で相方があきれている。

三ツ森山から半作嶺の間は歩く人も多く、岩場にはロープも付けられている。だが、できるだけロープを使わないように、木の根っこや岩をつかまりながら登り下りする。

半作峠に着く。ここには二体のお地蔵様が祀られている。この下の林道から登ってくる人が多いようだ。
半作峠から半作嶺までは距離は短いが50分かかると書いてある。「短いけど、危険箇所があるからなんじゃない?」と相方が言う。岩場はあったが30分ほどで狭い山頂に着いた。

半作嶺も展望が素晴らしい。三ツ森山とはちょっと違った角度で山が見える。法師山と入道山をつなぐ稜線がはっきり見える。
西には田辺の海が見えた。

大塔山系の山は交通が不便で登る人も少ないが、変化に富んで面白い。以前は息子と何回か登ったことがあるがまだ登っていない山や歩いていないコースがある。今度は法師山から入道山まで歩きたいね、とか野竹法師に登りたいねなどと相方と話す。

1時間ほどゆっくりしてから北尾根を下る。急な下りだ。所々にテープがついているので迷うことはなかった。
やがて緩やかな下りになって大垣内の集落に着いた。のどかな田園風景だが、猪や鹿除けのネットや電気柵がはりめぐされている。どこも同じなんだなあと思う。

車に戻る途中で日向ぼっこをしているおじいさんに話しかけた。地元の人と話をするのは好きだ。
那智勝浦町から来たと言うと、台風が大変だったねと話してきた。この集落も所々崩壊したところがあったが、川は氾濫しなかったそうだ。
そして本宮へ出る道を教えてくれた。地図には載っていない新しい林道を通って本宮に出て家路についた。

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