- 詳細 2023年12月30日 08:44更新
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戸塚ヨットスクール（とつかヨットスクール）は、愛知県知多郡美浜町にあるヨットスクール。校名は、創始者の校長・戸塚宏の苗字に由来しており、横浜市戸塚区との関連は無い。
同スクールは、スパルタ式の指導を行い、不登校や家庭内暴力の少年達を「矯正」させ話題となる。しかし、13歳の少年をヨット上で角材で殴るなど3人の少年を死亡させたことが事件になり、主犯の戸塚は懲役6年の判決を受け、コーチらも実刑が確定した。その指導方法を巡っては賛否両論があり、また「ヨットスクール」を自称するも、ヨット操法を指導する一般的なスクールとは実態がかけ離れているとの指摘もある。また、同スクールは、ボランティア団体ではなく、サービス利用の際には金銭を要する一企業であり、対価無き結果に対する憤慨は消費者としては当然で、その遺族の心情を逆撫でする心無い層も少なくない。
同スクールに対しては、活動を肯定する石原慎太郎らが「戸塚ヨットスクールを支援する会」を組織して支援している。
関連サイトではよく「情緒障害児の教育に多大な功績」云々と「情緒障害」という言葉を多用して説明されているが、情緒障害児が何を意味するかははっきりしていない。自閉症を情緒障害児に入れる考え方もあるが、基本的に自閉症は現在の医学ではまず治らないものとされる。情緒障害の定義を明確にしない限り、どんな入所者に対して効果があったのかは不明確なままである。科学的・医学的根拠よりも、「他に方法が無いから」とする行動主義的な方法によっている。単なるいわゆる「不良行為少年・非行少年」を情緒障害児と呼んでいるような節もある。 また、いじめを大切なトレーニングであると主張している。
1983年6月13日に校長が逮捕され、スクールは一時閉鎖。1986年7月に校長が保釈され、スクール再開。2002年3月11日に校長らの実刑が確定し、3月29日収監されたが、数名のコーチにより活動は続けられていた。2006年4月29日に刑務所を出所した戸塚は、今後もヨットスクールを続けると語った。
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