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ヴィオラ・ダ・ガンバ

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詳細 2023年9月26日 00:07更新

ヴィオラ・ダ・ガンバに関するコミュニティです。

ヴィオラ・ダ・ガンバ (Viola de gambe 伊) 英語ではヴァイオルviol、仏語ではヴィオール viole は16世紀起源の弦楽器です。
スペインのギターに似た弦楽器、ビウネラが元になっているという説がありますが、生まれたのはイタリアです。ヴィオラ・ダ・ガンバのガンバはガンバ大阪と同じイタリア語の脚を意味したもので、膝で挟んで弾く演奏スタイルに由来します。
ただ、イタリアではあまり人気が出ずガンバのレパートリーの多くはイギリスのガンバ・コンソート(ウィリアム・バードやジョン・ダウランド、オルランド・ギボンズ、ウィリアム・ローズなど多くの優れた作曲家が多くの作品を残しています)やフランスの宮廷音楽(マラン・マレやフォルクレなど)、ドイツ(テレマン、バッハ、シェンク、アーベルなど)となります。
ヴァイオリン属の楽器と似ていますが、色々な相違があります。ヴィオラ・ダ・ガンバのネックにはルネッサンス期のリュートの特徴であるフレットがついています。羊の腸を使ったガット弦の音色は柔らかく繊細で、コンサートホールでの演奏より家庭用音楽や室内楽に適しています。
ヴァイオリン族(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)と同様音域によってトレブル、テノール、バスなどの種類があります。ヴァイオリン族と違い高音域で小型の楽器も膝に挟んで弾きます。
音楽の主流が宮廷からコンサートホールに移行した18世紀にはヴァイオリン族(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)に取って代わられてしまいました。
20世紀になって音楽の聴かれ方が多様化し、バロック以前の音楽もあらためて注目されるようになってきてアーノルド・ドルメッチやアウグスト・ヴェンツィンガーの演奏によってヴィオラ・ダ・ガンバの音楽も再び聴かれるようになってきました。
今日のオリジナル楽器の演奏ではヴィーランド・クイケン、ジョルディ・サヴァールの2人の優れた演奏家によって広く聴かれています。
クイケン兄弟やサヴァールのエスペリオンXXの演奏は古い楽器を使って古い音楽を演奏しながら、20世紀における新たな創造ともいえるもので、彼らの演奏に触れると、それ以前のバロック音楽の演奏などはとても野暮ったく感じられるほどです。(これに関しては色々な意見もあるでしょうが)

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開設日
2005年1月1日

7070日間運営

カテゴリ
音楽
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