ＱＵＥＥＮ　ＲＡＮＩＡ

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詳細 2021年3月21日 14:54更新: 世界一美しいとも言われる、
元キャリアウーマン、
ヨルダンのラニア王妃について。

[アブドッラー国王との運命的な出会い]

ラニア王妃は1970年8月31日クウェートで生まれました。
父はパレスチナ人医師。姉と弟がいます。
裕福な家庭に育った彼女は、エジプトのカイロにある
アメリカン大学で経営学士を取得し、
湾岸戦争後にヨルダンに移住。
コンピュータ企業に就職しました。
その後、アンマンのシティバンクに転職し、
知人のパーティーで皇太子に見初められたそうです。

一般人のキャリアウーマンに皇太子が一目惚れ……
といっても、その美貌、洗練されたファッションセンス、
知性を感じさせる凛とした表情にはカリスマ性も十分に感じられます。
王妃になるべくしてなった、そんな高貴な印象。
出会ってから6か月で皇太子と結婚しました。

[ロイヤル・セレブリティのファッションリーダーに]

そして1999年、前フセイン国王の死去に伴い、
29歳のときに王妃になり、
王位を継承した夫アブドッラー国王を支えるラニア王妃。
美しい容姿や華やかな雰囲気で
故ダイアナ妃と比べられることが多いようです。

どんなブランドの服を着ても、
エレガントに完璧に着こなして、
華やかではあるけれど周囲から浮くことはない。
パーフェクトだといわれるファッションセンスは、
彼女の聡明さの表れのような気がします。

TPOに合わせて自分らしい装いを選択する。
彼女が王妃として、母として、妻として
パーフェクトな女性、ヨルダンの女性の理想像だと
称されるのは、そのときその場で素直に自分を表現できるから。

ラニア王妃はヨルダン国内に
女性のための職業訓練校を作ったり、
中東諸国では初めて児童虐待防止計画を推進するなど
女性と子供の地位向上のために熱心に取り組んでいます。

普段の彼女は清潔感のあるパンツスーツを
颯爽と着こなすキャリア女性という感じ。
公私を問わず、訪問先にも母親として4人の子供を連れて親子のふれあいを計り、子供たちの宿題をみたり、就寝時には本を読んでねかしつけるなど、家族の時間を大切にしているという彼女。
こんなにパワーがあって、情熱的でありながら
優雅さを失わない理想的な女性が
同じ時代に存在しているんですね。

パーフェクトな女性だから素晴らしいというよりも、
自分に求められている立場をしっかりと認識し、
やりたいこと、やるべきことに真剣に取り組む姿勢が
多くの人を勇気づける存在になっているのです。
王妃の義務に縛られているのではなく、
進んで多くの人と交流していく。
チャレンジ精神旺盛で聡明な王妃として
人気を得ているのは当然なことだと思えます。

［ラニア王妃のファッションについて］

王妃には、即位時のドレスを制作したレバノン人の某専属デザイナーをはじめ、パキスタン出身のヨーロッパで活躍中のデザイナー、フランス人デザイナーなどがいる。一時期は、フランス発のファッションを取り入れることが多く、靴はルブタンが多いと言われていた。しかし、最近はオリエンタルで肌になじむ色合いの服装が多く、ほどよく流行を取り入れつつも自然体のファッションで臨んでいらっしゃるお姿がみうけられる。特に、動きやすいジャケットに、太めのベルトを合わせているところは”ラニア王妃風”といえるだろう。
また、グッチのドレスにヨルダンの民族ベルトを合わせるなどエレガントさと自国の文化をうまく調和させるといった工夫や、国内でのフォーマルな席での民族衣装についても、形にはまることなく、ラニア王妃らしさが現れている。

［4人のお子様について］
国王との間に2男2女がいる。
フセイン王子　1994年6月28日生まれ　12歳
イマ－ン王女　1996年9月27日生まれ　10歳
サルマ王女　　2000年9月26日生まれ　6歳
ハーシム王子　2005年1月30日生まれ　1歳

今回（2006年12月）の国王・王妃来日時には、フセイン王子、イマ－ン王女も同行している。フセイン王子は過去に国王来日時にも同行、今回は2度目の日本訪問である。

［ラニア王妃の趣味］

ランニング、サイクリング、水上スキー、料理、読書。
ランニングでは、2時間ずっと走り続けるほどのタフなお体で、過去に国内のマラソン大会で上位に入賞されたという噂があるほど。一方で、エクササイズ中の怪我で国際会議を欠席せざるをえなかったという苦い経験も持っている。

TVドラマでは、「24」や「デスパレートな妻たち」も視聴されている。