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JOSEPH SZIGETI(シゲティ)

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詳細 2016年10月18日 12:20更新

ヨゼフ・シゲティ(Joseph Szigeti, 1892年9月5日 - 1973年2月19日)は、ハンガリー出身のヴァイオリニスト(ヨーゼフ・シゲティとも)。
20世紀を代表するヴァイオリン奏者のひとり。ミッシャ・エルマンやジャック・ティボー、クライスラーに代表される美音派、ヤッシャ・ハイフェッツに代表される技巧派との比較から、表現性の高い「下手な巨匠」と呼ばれた。
ブダペストに生まれて、ヴァイオリニストの叔父の影響でヴァイオリンを始め、ブダペスト音楽院にてイェネー・フバイに師事した。1904年にヨーゼフ・ヨアヒムのピアノ伴奏でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏して評価され、数年のうちにベルリンやロンドンでもデビューを飾る。1913年には西ヨーロッパツアーを行っている。1917年にはジュネーヴ音楽院で指導にあたるようになり、1923年にはプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏して世間に真価を認めさせるなど、同時代の多くの作曲家から楽曲を提供されることとなる。
パガニーニやサラサーテの前世紀からの影響のもとに、アクロバティックな超絶技巧や磨かれた音色をむやみに追究しようとする風潮に対して、シゲティは演奏家の堕落する一因を見出していた。そのため、知的な理解にもとづく作品解釈をうちだし、楽譜の完全な再現や作曲者の意図に忠実な再現をめざした、「客観的な」演奏を行なった。また、一般聴衆の趣味に迎合・妥協しない孤高の姿勢から、ヴァイオリニストのレパートリーとして定番であるマックス・ブルッフやチャイコフスキーの作品を自らのレパートリーから外し、フランス印象主義音楽や新ウィーン楽派など同時代の新音楽を積極的に演奏した。シゲティのこうした姿勢には、恩人で親友のフェルッチョ・ブゾーニの影響があったとされる。事実、ブラームスの協奏曲を演奏・録音するにあたってはブゾーニ作曲のカデンツァを用いただけでなく、ブゾーニ自身のヴァイオリン協奏曲やヴァイオリン・ソナタを演奏・録音した。
1940年にはアメリカ合衆国に移住している。米国議会図書館においてアメリカ亡命中の同胞ベラ・バルトークを伴奏者に迎えて行なった、さまざまな作曲家によるヴァイオリン・ソナタのリサイタルの演奏・録音は、伝説的な歴史的名演の一つに数えられている。ステレオ初期には、ブラームスの協奏曲(一般的なヨアヒムのカデンツァを使用)や室内楽、バッハの≪無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ≫にやはり伝説的な名演を残した。ポーランドのピアニスト、ミェチスワフ・ホルショフスキとは互いに親しく、戦前・戦後を通じて室内楽演奏のパートナーであった。歴史的演奏家の中ではハイフェッツらとともに来日歴が多く、日本では親日派の巨匠として知られる。
晩年はスイスで教育に力を入れ、前橋汀子ら邦人ヴァイオリニストもその頃にシゲティの薫陶を受けた。ルツェルンにて死去。
1953年の来日公演にて、会場で親友のプロコフィエフの死去を知らされ、急遽演奏曲目をプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番に変更し、さらに最後にアンコールで同曲の第2楽章スケルツォを弾いたエピソードは著名。

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