コリン・ウィルソン。
コリン・ウィルスン、コーリン・ウィルソン、コリン・ウイルソンとも表記。
Colin Wilson (1931〜2013)
イギリスの新実存主義者、作家、思想家。
ドイツ・フランスの実存主義的哲学思潮・文学をベースに、ホワイトヘッドの思想を加え、独自の楽天主義的で、意識の進化論的ヴィジョンに基づく新実存主義を提唱(『アウトサイダーを超えて』、『実存主義を超えて』)。
さらには、アブラハム・マズローの人間性心理学と接合させ、至高体験に至る健康人の心理学を説いた(『心理学の新しい道(邦題:至高体験)』)。マズローとの相違点は、コリン・ウィルソンは意図的に至高体験を引き起こせるとした事。
殺人研究やオカルト研究を通じて、人間心理の暗部やX機能と呼ばれる潜在能力に着目し、人間の可能性を極限まで追求した。殺人という悪にこだわったのは、彼がドストエフスキーの系譜に属していることの証しでもある。
コリン・ウィルソンの著書『アウトサイダー』、『オカルト』はベストセラーとなった。
作家としても知られ、『暗黒のまつり』など犯罪研究を取り入れた犯罪小説・ミステリ・警察小説の他、意識の拡大をテーマにした『迷宮の神』などのオカルト小説や『スパイダー・ワールド』連作などのSF・ファンタジーを書き、『賢者の石』などのクトゥルー神話の実作にも手を染めた。
ここでは、コリン・ウィルソンのアウトサイダー・サイクルと呼ばれる新実存主義の著作を軸に、犯罪学・殺人研究、実存心理学、オカルトとX機能の研究、コリン・ウィルソンの小説の鑑賞を行う場としたいと考えます。
人間学研究の一助となることを願って……。
◆コリン・ウィルソンの著作(随時、管理人が紹介していきます)
(1)アウトサイダー・サイクル、新実存主義 <近日増補予定>
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(2)コリン・ウィルソンの小説 <近日増補予定>
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(3)殺人研究、或いは犯罪学序説 <近日増補予定>
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(4)オカルト・サイクル、潜在能力の探求 <近日増補予定>
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(5)文芸評論、自伝、その他 <近日増補予定>
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◆談話室 (本コミュニティの活動の中心となります)
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