1959年三重県生まれ。1985年、小説『少女のための鏖殺作法』で第1回幻想文学新人賞を受賞。審査は澁澤龍彦氏と中井英夫氏。
1996年、評論「語りの事故現場」が第39回群像新人文学賞評論部門で優秀作となり、以後評論も手がける。1999年、国書刊行会より初の長編評論『少女領域』を上梓し、脚光を浴びる。
『少女領域』(ISBN:4336041946)
『無垢の力〈少年表象文学論〉』(ISBN:4062116715)
『ゴシックハート』(ISBN:4062125196)
他に、秋里光彦名義のホラー小説『闇の司』(ISBN:4894568276)がある。
本格ゴシック評論第二弾にあたる『ゴシックスピリット』が2007年9月7日に発売されます。
高原英理
『ゴシックスピリット』
朝日新聞社
定価 本体2400円+税
ISBN978-4-02-250329-9
澁澤龍彦の直系にしてゴシック評論の第一人者である著者とともに、あの暗く、懐かしい血塗られた古城へと行こう。ゴシックロマンスから、ゾンビ映画、探偵小説、江戸の怪談、歌舞伎、モダンアートまで、ジャンルを問わず古今東西の名作に、ゴスの魅惑と表現の可能性を探るグランドツアーが始まる。キーワードは耽美、残酷、可憐。それらに反応せずにいられぬ孤高の魂「ゴシックスピリット」による評論集。