ふわふわ浮遊する快楽性サイケデリア――オール・ナチュラル・レモン&ライム・フレイヴァーズの曲から感じられる、茫漠としながらも、脳に染み入ってくるような気持ち良さは、えも言われぬものだ。
96年に自身のレーベル<Koombia Records>から1stアルバム『オール・ナチュラル・レモン&ライム・フレイヴァーズ』をリリース(ちなみにこの時わずか1000枚しかプレスされなかった)。これがカレッジ・チャートやプレスで好評を得て、次第にその名を広めていく。その後、<Gern Blandsten Records>からシングル「I Am Where You Were」を発表し、正式デビューを果たした。
フィード・バック奏法を基調としたドリーミィなスタイルはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインと比較されがちであるが、こちらはそよ風のような優しいサウンドスケープが印象的。ムーグやグロッケン、スペーシィなSEも加味され、覚醒作用も尋常じゃない。そして、ライヴで培ったと思われるバランスのとれた構築法も白眉である。(listen japan )
ifwhen
ALL NATURAL LEMON & LIME FLAVORSの解散から約2年(つーか解散してたのかよ!!って感じですが)遂に彼らが沈黙を破り我々の目の前に現れました。All Natural〜のMerc、Brian、Joshuaの三人とKENTAROという日本人(何者?)による4人組。前回のAll Naturalではサイケサウンドに甘酸っぱいメロディーが乗っかってマイブラファンでなくとも恍惚感にうっとりしてしまうようなポップ・バンドでしたが、今回は音響色がかなり強く出ていて、まるでLovelessのto here knows whenがリピートされる感覚。それでいてエクスペリメンタルな雰囲気も漂って、とにかくサイケデリック感が横溢しまくり。聴く人を限りなくダメにしてくれそうデス。
お好きな方は御自由にお話し下さい。
オススメゲーム
困ったときには