熊本県出身埼玉県在住、水本夏絵によるソロ・プロジェクト。
「わたしの音楽がひつじなら、わたし自身はオオカミだ」
生まれた時から転校生だった、と彼女は言った。教室のざわめきを遠くに聞きながら、カーテンの揺れる窓の向こう、校庭をぼんやり眺めて。
「普通の未来」は最初からあきらめていた。小さな部屋でゲームとネットとアニメだけを友達に、息を潜めて暮らしていた女の子。学校にも行かず、アルバイトも続かず、膝を抱えながら、でも彼女はひそかに歌を歌っていた。歌うことで初めて世界と繋がれた。
ある日、彼女は夜行バスに乗った。キーボードとPSPだけを持って―
今にも壊れてしまいそうなギリギリのバランスで、水本夏絵は歌っている。かなしみもさみしさも怒りも、そしてほんのちょっとだけある希望も、全部そのままにつめこんで。透明で嘘がない彼女の歌は、きっと他の誰かにとっても自分の歌になるだろう。
[CD]
転校生『転校生』
EASL-0011 2,300yen(tax in)
2012.05.02 Release
01 空中のダンス
02 人間関係地獄絵図
03 東京シティ
04 エンド・ロール
05 ほうかご
06 家賃を払って
07 ドコカラカ
08 傘
09 パラレルワールド
10 きみにまほうをかけました
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